ニューヨークのクイーンズ区での日本語教育の需要

クイーンズのForest Hillsで日本語プレイグループを行なっている「Queens児ぱんぐ􏰃」(https://queensjipang.wixsite.com/queensjipang)というところが、2019年の2-3月にかけてオンラインでのクイーンズ近郊での日本語教育需要調査(https://www.surveymonkey.com/r/V3JQHJX)を行いました。以前から、クイーンズは日本人家庭が多い割には日本語による教育機関が少ないと感じていたのですが、調査の結果を見ると、やはり需要度は高いようです。

回答数は134件で、いただいたデータを見た感じでの主な概要は以下の通りです。

  • 回答者の住居は、Forest Hills or Rego Park (41%), Sunnyside or Woodside (15%), Astoria (13%), Long Island City (12%)とのことで、だいたい、Asian American FederationやCensusなど他の調査での日系人家庭の分布とだいたい一緒。Forest Hills or Rego Parkが弱化多い感じがするのは、おそらく「Queens児ぱんぐ􏰃」さんの活動地がForest Hillsのためかと思われる。
  • 一般的に継承語の子女がよく行くであろうと思われている日本人補習校(公立、私立の土曜日学校)に行っているのはわずか8%。これは、回答者の多く (77%)が未就学児 (0-5歳)の子供なこともあるだろうが、継承語を保つための方法としての補習校の役割は実は一般的に思われているよりも少ないのかもしれない(同様な結果は、文部科学省の「海外で学ぶ日本の子どもたち」というレポートでも報告されている)。面白いと思ったのは、非公式な日本語のプレイデート (26%)や、図書館などでの日本語ストーリータイム (9%)など学校などでない場所での継承語教育の役割が思いの外多かった。あと、夏の日本一時帰国の際の日本語体験入学 (7%)も比較的高く、アメリカの学校がある際はあえて日本語教育を行わず、夏に集中的に日本語教育をおこなう家庭が思いの外多かった。
  • あれば良いと思う継承語教育機関では、日本語土曜日補習校という回答が一番高かった。補習校(土曜日学校)が継承語保持に有益であるということは認知されているようだが、他方で、現実には何らかの理由で既存の補習校には通えないという子女が多いことがうかがえる。

Queens児ぱんぐさんが、近いうちに調査結果をウェブサイトに公開すると言っておられたので、興味のある方は、https://queensjipang.wixsite.com/queensjipangを参照ください。

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