継承日本語語保育の備忘録

自分が子供の継承日本語保持のためにやっていたことを忘れないうちに書き留めようと思いました。

  • 備忘録 継承日本語の育児体験 (2-3歳)

    備忘録 継承日本語の育児体験 (2-3歳)
    子供も大きくなりつつあり、これまでやってきたことも、昔の思い出になって大分忘れてきたので、覚えているうちに備忘録をつけておこうと思いました。これを書いている時点で、上の子供は8歳、下の子供は5歳です。ここ2年のコロナによる学校環境の変化にもかかわらず、二人とも日本語も継承語としては十分なレベルで習得し、毎週土曜日に元気に補習校に通学しています。 今回は、それぞれの子供が2-3歳くらいの時(2015年-2016年と2018年-2019年)に、自分が継承日本語保持のためやってきたことを書き留めています。 自宅での保育 vs. デイケア 最近は、NYCでも3歳からの無料保育 (UPK/3K)が始まっていますが、当時(2015年/満2-3歳)は、UPKが始まったばかりだったので、おそらく週五日の保育は2017年くらいまで始まらないと思っていたので、かなり長期的に家庭での保育をどうするかを主軸に考えていました。日本語で日中の保育をしてくれるデイケア(スターチャイルドなど)などの見学にも行きましたが、当時の仕事は毎日オフィスに通う必要がない職種でしたので、最終的に、知り合いの英語話者のナニーさん+自分での家庭保育というオプションにしました。 家庭言語方針 家庭言語方針としては、OPOL (One person, one language)方針を取りました。配偶者は英語話者ですが、日本語も話すので、家族全員でいるときは日本語を使うように努力していましたが、英語だけを話す人が一緒だと、やはり英語になることが多かったような気がします。 日本語に触れられる機会を増やす 当時読んだ継承語の研究で、継承語が英語から遠い言語で、しかも違う言語話者間の結婚だと8割近くの人が継承語を失うという大規模な研究を読みました。お父さんの継承語は、非常に簡単になくなってしまうという研究もあったので、かなり危機感を覚えていたので、できるだけ子供との時間を割いて日本語で保育するように心がけていました。また、ナニーさんが英語だけを話す方で、週五日お願いすると日中が完全に英語環境になるので(あと料金的に高くなるので)、家で仕事ができる日は、仕事をしながら保育するというような感じでした。 日系の教育施設での親子クラス 3歳の誕生日を迎えると、日系の保育施設では入園要件で、満年齢とトイレに行けるという条件を出すところが多かったので、日系の保育施設でのオプションが格段に多くなりました。上記のような日中全部見てくれるという日系教育機関もあったのですが、料金が非常に高かったことと、仕事柄、朝や昼にオフィスに行くよりも、昼過ぎから夕方にかけてオフィスにいる必要があったので、3歳の誕生日後も、これまで通りの保育を続けました。一つだけ変更したのは、毎週、1.5時間ほどの親子での日本語教室というのに通い始めました。「親子の日本語教室」ですが、これは2-3歳の歳の継承日本語の保持に関してはもっとも良い決断だったと思います。良い点をまとめると、 自分達が知らないような、日本語による手遊びや歌、ダンスなどを子供と一緒にできる。週一回だけのクラスでしたが、ここで習ったことは他の日にも家でやることが多かったです。 毎週同様なことを行うので、子供の日本語の発達がよくわかる。「ああ、今日は名前が言えた」とか、「今日は、食べたものも言えた」とかいうことを配偶者とよく話していました。あと、やはり親が話す場合と、公共の場で話す場合とでは、日本語の能力に差がでると感じました。親と話す時は、日本語でなんでも良く分かるし、良く話すと思っていたのですが、先生から質問されたり、みんなの前で日本語で返答したりするところを見ると、日本語の発達でできない点がよくわかり、また、毎週通うことで、できない事ができるようになったというのが実感できました。 他の継承日本語子女の保護者と友達になれた。たまたまなんですが、一緒のクラスにいる子女の保護者の多くの方の配偶者が非日本語話者だったので、いろいろ継承日本語の話をしたり、情報交換できたししてよかったです。 始めた当初は、「親子の日本語教室」は週一回1.5時間程度なんで、あまり効果はないだろうと思ったのですが、これは、子供の2-3歳の日本語の体験でもっとも効果的だったと感じます。 ニューヨーク近郊での日系イベント ニューヨークで日本文化に関するイベントにも積極的に参加するようにしていました。よかったと思うのは、Mitsuwaさんのお正月イベント、Washington DCやBrooklyn Botanic ...