家族キャンプに行く計画 (道具編)

前回のトピックに引き続き、今回は家族でのキャンプ計画についての記事です。前回、いろいろ場所のリサーチをしたことについて書いたのですが、今回は、子連れキャンプに必要な道具について整理してみました。 家族キャンプに必要な道具のリストは、キャンプ用品のREIのウェブサイトに色々な情報が載っています。キャンプのプロが家族向けの初心者向けに書いたアドバイス記事や、動画などもあり、とても参考になりました。 キャンプ用品 キャンプで一番大事なのは、泊まる場所の確保とのことです。特に子供連れの場合は、寝るところはロッジがある方が良いのですが、ロッジがなくテントを張る場所があるだけのところも多いので、ここらへんは場所を決めるときに考慮した方がよいです。ロッジも、トイレ・キッチン・シャワー付きのような綺麗なところから、寝るだけのベットがあるだけのところもあります。前者のような全てが揃っているところは、数が少なく、料金も高いので、どちらかというと、ロッジがあった場合は、何がなくて、そのために必要な物は何なのかというような考え方をした方がよいようです。 とりあえず泊まるのに必要な用具は、以下のようなものです (REIのhttps://www.rei.com/learn/expert-advice/family-camping-checklist.htmlFamily Camp Checklist を少し変更したものです。) Tent (with footprint & stakes) Sleeping bags Sleeping pads (これは寝袋で土の上に寝て、あちこち痛くならないようにする薄いマットレスです。) Camping…

AG5プロジェクトのウェブサイト

文部科学省の事業「在外教育施設の高度グローバル人材育成拠点事業」で、高度な(Advanced)グローバル人材(Global human resources)の育成を目的としたAG-5 (https://ag-5.jp)というプロジェクトのウェブサイトの紹介です。 全世界の日本人学校と補習校の支援を目標に、7つのテーマに沿って、先生や研究者の共同研究などをすすめるというプロジェクトで、AG-5とあるのですが、なぜか実際に扱うテーマは以下の7つになっています。 研究テーマ 1.日本人学校における高度グローバル人材の基礎的資質形成のためのプログラム開発 研究テーマ 2.日本人学校における総合学習型日本語力向上プログラムの開発 研究テーマ 3.日本人学校における教員(学校採用教員)の指導力向上のためのプログラム開発 研究テーマ 4.補習授業校における日本語能力向上のための総合的なプログラム開発 研究テーマ 5.日本文化発信の拠点形成プログラム開発 研究テーマ 6.ICTを活用した遠隔での教育の質向上のためのプログラム開発 研究テーマ 7.特別支援教育に関する遠隔指導実施に向けた実践的研究 どちらかと言うと、継承日本語の教育者、研究者向けのウェブサイトですが、非常に多くの研究資料や、教材などのアイデアがあります。基本的には文部科学省のこれまでの指針と同じく、日本帰国予定者向けの補習校への援助と謳っていますが、資料内容とかをみると、どこも補習校は永住者や長期滞在者向け子女の教材開発などがトピックに上がっていました。

「日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針」の閣議決定

ここや、ここでも紹介しましたが、日本での(非日本語母語話者に対する)日本語教育の制度化が進んでいます。 2019年6月には、「日本語教育の推進に関する法律」が公布、施行されましたが、それに続き、向こう5年間の取り組みを決めた「日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針」が2020年6月23日に閣議決定されたそうです。方針のコピーはhttps://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/shokan_horei/other/suishin_houritsu/pdf/92327601_02.pdfで見られます。 これらの法律の成立過程については、「にほんごぷらっと」の以下の記事が詳しいです。 あと、「日本語教育の推進に関する法律」、「日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針」は、文化庁のこのページに掲載されています。 これらの法案は、主に日本国内で日本語を母語としない人たちへの日本語教育に関する施策なのですが、海外での継承日本語話者に関する項目も含まれています。これらの法律、方策では、「継承日本語」という言葉は使われず、「海外に在留する邦人の子等」への日本語教育という表記になっており、「日本語教育の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針」では、pp.12-13に記載があります。向こう5年間でどういう施策を行うのかという具体例がいくつか書かれているのですが、まとめると以下のような感じです。 国際交流基金を通じて、継承日本語の教育形態や課題などについての実態把握を行う。また、「現地の日本語教育を行う機関」等と連携しつつ必要な支援を実施する。 教科書の無償給与、教師の派遣、校舎借料などを「在外教育施設」に行う。 中南米地域などには、JICAを通じた支援を行う。 上記の2点目や3点目に関しては、これまでも行われてきたことが書かれているように感じるのですが、国際交流基金の記述に関しては、国際交流基金は、日本語を外国語と学ぶ人への支援をするとということが多かったのですが、「現地の日本語教育を行う機関」で日本語を外国語として学習する学生だけでなく、日本語を継承語として学習する人たちへの支援も行うということで、継承日本語教育に関して少し進展があったように感じます。

家族キャンプに行く計画 (資料編)

このポストにもありますが、COVID-19のため、2020年の夏はサマーキャンプのほとんどがオンラインで行われるので、子供たちがうちで過ごす事が多くなりそうです。あまり家にいすぎると、運動不足になったり、コンピューターばかりで遊んだりすることになるので、今年の夏は家族で日帰りか、お泊まりのキャンプに行くことにしました。これからしばらくは、家族キャンプに関するプランニングに関することを書いていこうと思います。今日は、キャンプについてリサーチするために使ったウェブサイトと書籍の紹介です。 いろいろ調べてみて、今のところ興味がある場所は以下の4つです。結構たくさん資料やリビューを読んだのですが、やっぱり一度行ってみないと、どこが良くて、どこが良くないかはわからないのではないかという結論に至りました。とりあえず、この4つに行ってみて、自分の中で基準のようなものを作りたいです。 Malouf’s Mountain Sunset Campground 選んだ理由: 電車でも行ける。ハイキングトラックが楽しそう。素人向けぽいっけれども(テントが張れる屋根、食事を作るグリルなどあり)、ちゃんとテントを張ったり、火をつけないといけないので、キャンプの感じも楽しめそう。 Floyd Bennett Field 選んだ理由: 近い。行こうと思えば、バスでも行ける。近いけれども、キャンプの道具がないと泊まれないとのことで、かなりサバイバル感がでそう。小さい子供向けではないとのことで、ちょっと不安。 Frost Valley YMCA 選んだ理由: Tokyo-Frost Valley YMCAで有名で、日本人の参加者からも高いリビューがある。大きめのロッジなので、連れ合いの家族なども誘って、久しぶりに家族会みたいな感じで遊びに行けそう。キャンプ道具などは必要ないそうなので、キャンプ感は無いかも。…

日系アメリカ人強制収容所 (Japanese American internment camps)についての教材

最近、Black Lives Matterの運動が強まり、オンラインで行われている現地校でも人種問題などのトピックを急遽取り上げたりするなど、アメリカの人種問題について子供と話をすることが多くなりました。 以前、このポストでも書いたのですが、北米での継承日本語の教育的意義を考えると、アメリカで日系アメリカ人が受けた人種差別の歴史を避けては通ることができません。現在、日本語を継承語として学習している人の多くは、20世紀後半の日本の高度成長期、1965年からのアメリカの移民法改定によるアジアからの移民の増加の際に移民してきた第一世代の日系アメリカ人の子女であり、戦前、戦中の「日系アメリカ人強制収容所 (Japanese American internment camps)」を自分の歴史として語ることが少ないと感じるのですが、アメリカ人として生まれて育っていく継承日本語話者の子供たちにとっては、学校ではあまり取り上げてくれない日系アメリカ人の歴史を知っておくことは大事なことです。 例えば、自分の短大の継承日本語のクラスで取り上げる北米の継承日本語話者の歴史に関するトピックは以下のようなものです。場所がニューヨークということなので、「フレッド・コレマツ」など、あまり他の場所では取り上げられないトピックもありますが、その他は、比較的バランスの取れた歴史だと思います。 継承日本語話者の歴史 1880-1924年: サンフランシスコ市民大会での日本人労働者排斥 (1900)、日米紳士協約 (1908)、アメリカ移民法 (1924年) 1939-1945年: 第二次世界大戦 (1939)、真珠湾攻撃 (1941)、大統領令9066号 (1942)、第442連隊戦闘団(ダニエル・イノウエ上院議員、フレッド・コレマツ)…

ニューヨーク日本人教育審議会 自粛生活中の子育て講演会

ニューヨーク日本人教育審議会が、COVID-19の自粛生活の中での子育てに関する講演会、教育相談を2020年 6月16日 (火)に行うそうです。申し込みは、info@jec-ny.orgに個別に連絡とのことです。flyerがここでダウンロードできます。 ————————————- ニューヨーク日本人教育審議会・教育交流文化センター・教育相談室 Zoom による海外子育て講演会 & 無料個別相談 ————————————- COVID-19 自粛生活中の家庭での学習と心のケア支援 バーンズ亀山静子 (スクール・サイコロジスト) 森 真佐子 (クリニカル・サイコロジスト) 現在もニューヨーク州での自宅待機令が執行中で学校も夏まで休校となっています。 日頃から子育てや子どもの適応についてご相談をお受 けしているニューヨーク日本人教育審議会教育相談室…

「あすなろ国際学園IAAS・グリニッチ国際学園」の閉鎖

とても残念なニュースですが、コネチカット州とニュージャージー州で日本語による幼児保育をしていた「あすなろ国際学園IAAS・グリニッチ国際学園」ですが、COVID-19の影響のため2020年6月1日をもって閉鎖を決定されたとのことです。 継承語学校は、どこも日々の運営のための資金も限りがある状況で、臨時の資金などを確保しているところは少なく、レントや保険代など、クラスが運営していなくてもかかる資金が多いのでCOVID-19が長引けば長引くほど、あすなろ学園のように閉鎖という結論に至る継承語学校も多くなってくるのではないでしょうか。 一度なくなってしまうと、もう一度作り上げるのには何年もかかってしまう継承日本語の教育ネットワークですので(あすなろ学園に関しては、かなり系統だったしっかりした施設というイメージがあったのですが、この規模に達するまで24年間かかったそうです。)、何らかの形で日系コミュニティーが継承語学校の存続に力を出せるシステムを構築する必要があると感じました。

日本語を使用するシッターさん探し

COVID-19のためニューヨーク近郊の学校やデイケアは全て3月末から閉鎖されています。5月末現在で、NYCの経済活動再開は、2020年6月初めくらいから段階的に開始されるとのことですが、NYS Moving Forward Planでは、学校などの「教育関係」は経済活動再開の中でも最もプライオリティーが低いPhase 4 (Arts, Entertainment, Recreation, and Education)に入っており、ニューヨーク近郊の教育機関では、2020年の夏、秋くらいも施設が使えない状況を前提に準備を進めているところが多いです。 6月にNYCの経済活動が再開されるとして、スムースにPhase 4まで行き、学校とデイケアが再開されれば良いのですが、なかなか、そういった楽観的な見通しを持つことは出来なさそうで、おそらく当面は、一部の経済活動は再開されるけれども、学校、デイケアなどは開いていないという状況が続きそうです。そこで、仕事に行かないといけないけれども、子供を預ける場所がないという状態があり得ると思い、今のうちに、シッターさんをどうやったら探せるかを調べてみました。今回は、子供たちの日本語教育が続けられるように、日本語を話すことができるシッターさんを探してみましたので、その探し方などの紹介です。 日系の日本語掲示板 日本語を話すシッターさんの募集などは、日系の日本語掲示板で今でも多く行われているようです。主要な日系の日本語掲示板は以下のようなものがあります。 ニューヨーク掲示板 (https://kaigai-bbs.com/usa/nyc/thread/babysitter/) びびなび (https://newyork.vivinavi.com/ib/search/index?&sk=シッター) Info-Fresh (https://info-fresh.com/bulletin-board/birth-childcare)…

Bookend Tutoring (Grades 3-12)

クイーンズのアストリア近郊で、Grades 3-12を対象にしたチュータリングを行っているBookend Tutoringという塾の紹介です。主催者の方が日本人というだけで、サービス自体はTest対策などを英語で行っていて、継承日本語教育を行っているというわけではありませんが、ウェブサイトなどを見たら受講者の方は日系子女も多いようでした。 通常は、テスト対策のサマーキャンプなどもやっているようですが、2020年の夏は、全てオンラインでのチュータリングをしているようです。 ——————– Bookend Tutoring (Grades 3-12) https://www.bookendtutoring.com 27-20 Ditmars Boulevard , Astoria NY 11105 347-239-0306 bookendtutoring@gmail.com Regents,…

2020年のニューヨーク地域の日本語サマーキャンプの状況

毎年、夏の間はニューヨークでの継承日本語話者向けのサマーキャンプに参加しているのですが、COVID-19のために、ほとんどのところがサマーキャンプの中止などを考えているそうです。以下、自分が問い合わせて、わかっているニューヨーク地域の2020年夏の継承日本語話者向けのサマーキャンプの状況です。状況が毎日変わっているので、情報が古いかもしれませんが、もし何かアップデートがあればコメント欄に書いておいていただけるとありがたいです。 ニューヨーク地域の2020年夏の継承日本語話者向けのサマーキャンプの状況 ニューヨーク育英学園 毎年お世話になっているニューヨーク育英学園のサマーキャンプですが、2020年にニューヨーク、ニュージャージーで主宰するサマーキャンプは全て中止し、オンラインによるバーチャルサマースクールを開講するとの事でした。詳細は、ウェブサイトで5月末頃に発表されるとの事です。 New Jersey Address: 8 West Bayview Avenue, Englewood Cliffs, NJ, 07632 Phone: (201) 947-4832 E-mail: summercamp.nyikuei@gmail.com…

ニューヨークの狭い家でも子供が運動できる遊具

COVID-19が広まる前は、うちの近所にある小さな公園で、夕方や週末はいつも遊んでいたのですが、自宅待機が長く続き、しかも子供を連れた散歩などもしづらい状況で、子供たちが運動不足+ストレスで困っていたので、隔週程度で自宅でも遊べる遊具を購入してきました。ニューヨークの(といってもクイーンズですが)狭い家でも子供が運動できる遊具のリビューを書いてみました。購入時にはアマゾンのリビューなどでいろいろリサーチしてから購入したので、かなり良いものばかりが買えたと思います。あまり継承日本語教育とは関係ないですが、以下、購入した遊具と簡単なリビューです。 Funsparks Paddle Ball Jazzminton Game – All-Season Indoor/Outdoor Racquet Game for Active Play ちょっと広めの部屋であれば、屋内でも遊べるバトミントンのようなラケットと羽のセットです。値段も$15程度と安価にも関わらず、ラケットも羽も作りがしっかりしており、5-8歳くらいの子供にはレベルもちょうど良い遊具です。公園に持っていくととても面白いです。 Activ Life Kid’s Flying Rings…

オンライン日本語補習校

最近、北米の継承日本語話者を対象にした、オンラインでのみの日本語補習校があることをしりました。名前は、「オンライン日本語補習校」(https://online-hoshuko.com)とそのまんまの名前ですが、アメリカコネチカット州の補習校に通っていた保護者のグループから始まった、草の根的な(営利目的ではない)学校のようです。主な特色などは以下の通りです。 北米の日本語母語、継承日本語話者向け 日本の文部省認定日本の教科書を使った、日本のカリキュラムに沿った授業。「日本の学校に通う子供たちに並ぶ国語能力を目指す授業を展開」とのことですので、あくまで目標が日本のカリキュラムで、継承日本語話者も対象にしているようです。 週末だけでなく、平日の夕方にも授業を開催。クラスは、最大5人までのグループレッスン。 授業は、小中学生は、国語(週1回 90-110分授業)、算数(週1回 90-110分授業)の二種類。 授業料は、国語が月額$89.60-112.00、算数が$44.80-$56.00。夏季特別コースや、日本の歴史のクラスなどもある。 おそらくCOVID-19の前は、オンラインでの継承日本語教育は難しいと考えれれていたのであまり脚光を浴びませんでしたが、オンラインでの指導方法やテクノロジーが進化する中で、今後は、いかに場所にとらわれないオンライン指導と地域毎のローカルな行事などをうまく組み合わせていくかなどの議論が進んでいくのかもしれません。

日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 3

2020年7月に予定していた子供をつれた一時帰国ですが、COVID-19の状況を鑑みて、今はどうやってキャンセルしようかと思案している状況です。単純にキャンセルできるだけならば良いのですが、すでに料金を払ってしまったりしたものもあるので、いかに上手くキャンセルできるかなどの対応しています。キャンセルしようと思う理由、あと、簡単にキャンセルできない問題点としては、国際線のチケットのリファンド、日本の受け入れ学校の状況、一時帰国者への社会的スティグマなどを考えています。

日本語と英語に翻訳された本 (Diary of a Wimpy Kid / グレッグのダメ日記 / 8-12 yld)

アメリカの小学生に大人気のDiary of a Wimpy Kidシリーズですが、日本語でも「グレッグのダメ日記」というタイトルで日本語に翻訳されて出版されているそうです。 日本語に翻訳されていると知るまでは、あまり興味がなかったのですが、日本語の勉強になるのであればと思い、子供が好きかどうかを確かめるために、英語版のシリーズの最初の2冊を購入してみました。購入した時は、上の子が7歳になったばかりで、英語では、いわゆるchapter bookという簡単な本を読み始めたばかりでした。到着した本を見てみたら、絵も少ないし、内容も主人公Greg君の日記が淡々とかかれているだけなので、これは無理だと思ったのですが、最初の本を子供に渡して、一緒に最初ページを読んでみると、そこからは自分でどんどん読み出し、時折、ケラケラ笑っているので、結果的には大ヒットでした。 日本語版も購入したのですが、covid-19の為に残念ながら郵送が無理とのことなので、キンドルで購入。さすがに日本語の翻訳版は、読みきれなかったのですが、日本語の本に挑戦するという意欲が生まれるというのはとても嬉しかったです。しばらくは、英語版のオリジナルの方を読み続けて、もう少し子供の日本語能力が育ったら、日本語の翻訳版にも挑戦しようと思います。 Diary of a Wimpy Kid (Diary of a Wimpy Kid, Book 1)…

JASSI (日米ソーシャルサービス)

アメリカで受けられる社会福祉サービスを日本語で説明することを目標に設立されたJASSIさんですが、最近のCOVID-19の政府や週からの緊急支援金、現金給付 (Economic Impact Payment)の受け取り、申請方法や、食事の配布サービス、アジア人差別のホットラインなどの情報について日本語で頻繁に情報を発信しています。 ホームページは、あまりアップデートされていませんが、FacebookとTwitterでは、非常に頻繁に情報が提供されています。 JASSI: 日米ソーシャルサービス/Japanese American Social Services, Inc. Address: 100 Gold Street, Lower Level New York, NY…

ニューヨーク日本人教育審議会による育児無料電話相談

ニューヨーク州とその周辺の全日制日本人学校および日本語補習授業校を運営しているニューヨーク日本人教育審議会 (http://www.jeiny.org/cultural_exchange_center.html) が、COVID-19で子育てに関して困っていることなどに関する無料電話相談を始められたそうです。 —————————– 【新型コロナウイルスに関する子供の心のケアについて】 〇ニューヨーク日本人教育審議会・教育相談室よりのご案内です。 COVID-19の自粛生活が1ヶ月となり,お子さんも親御さんも様々なストレスの中でお過ごしだと思います。感染に関しての心配や不安は私たちみんなにのしかかってきています。今までと同じ生活をできないことは子どもにも大きな影響をもたらしていますね。家にいる時間が増えれば,小さなことが原因でぶつかり合いが増えることもあるでしょう。また,学習の支援を家庭でする必要が増しているので困るという声も聞きます。ニューヨーク日本人教育審議会・教育相談室では,お子さんに関しての困りごとの無料電話相談を提供しております。生活のこと,学習のこと,発達のこと,なんでもご相談ください。お一人で悩まず,力を合わせてこの大変な時期を乗り越えましょう。  電話: (914) 305-2411  (平日:9時ー5時) メール: info@jec-ny.org (原則的に2往復まで) —————————–

BJAFAのオンラインオープンハウス (2020年)

ブルックリン日本語学園 (BJAFA)さんは、アメリカの学校歴に沿っているので、毎年4月くらいに同じ年の9月入学生向けのオープンハウスを行っています。COVID-19のため、授業はオンライン化されているようで、2020年度のオープンハウスはZoomで行われるとのことでした。 Date: Saturday, May 2, 2020 Time: 3:30pm-4:30pm Place: Zoom URL: http://bjafa.org/nihongogakuen/home/school-enrollment/ | Registration Description: COVID-19の影響により借料校閉鎖のため、2020年4月25日(土)に予定されておりましたオープンハウス(入園説明会)は、オンライン・オープンハウス(5/2 午後3:30-4:30)への変更させていただきます。(4/15/2020時点)

日本のオンライン授業で海外の継承語教育でも使えそうなサイト

COVID-19で家庭学習になってからもう一ヶ月近くになります。ニューヨークの日本の継承語学校は、ほとんどのところが日本の学校歴に沿っているので今週くらいまでは休みでしたが、どこでもオンライン授業などで新学期から運営を始めているようです。 日本でも同様なオンライン授業が始まっているようですが、日本国内の学校もオンライン授業にかなり移行したおかげで、これまでは日本の授業を受けられなかった海外での継承語話者が、直接、日本の学習教材や授業を海外でも受けられるような環境が急速に整ってきました。 まだまだ実験段階のようなところが多いですが、今の段階でもかなり利用できそうな日本で提供されているオンライン授業のリストです。 オンライン幼稚園 (https://www2.shimajiro.co.jp/kodomo/online/) 「しまじろう」シリーズを出版しているベネッセによる、オンラインでの幼稚園シリーズです。日本時間の10:00am-2:30pmまでの放送で、前日の録画 (午前のものと午後のファイルの2つ)がYouTube上で見られるようになっています。しまじろうシリーズで培ったベネッセの強みが出ているというか、最初見たときには、やっぱりなんか繰り返しが多いなぁと思う感じの内容なのですが、それが逆に子供のルーティンになってきて、お昼は「はみがき」の歌を聞かないととかいって歯磨きを促したり、ダンスをしないとと言って、運動を促したりできます。広告なしでYouTubeでの公開なので、非常に操作性も高く、4歳になる下の子がCOVID-19の家庭教育になってから一番利用させてもらっている教育番組です。一方向なビデオ(先生とやりとりをするという感じのものではない)なので、3-4時間分を子供一人で見続けるのは難しいです。時折、家で一緒に歌を歌ったり、ダンスを踊ったりしないと子供の集中度がもちません。 自分は利用していませんが、他にも、親子で作れるアートの動画や、しまじろうアニメが1ヶ月分無料で見られるようにもなっています。 きょうの時間割 (https://sho.benesse.co.jp/cp/sho_online/) 上記の「しまじろう」シリーズや、進研ゼミを出版しているベネッセが小学生を対象に無料でオンライン授業を公開しています。授業は、日本時間の8:45am-11:45amですが、録画したものが一週間分YouTube上でも公開されています。内容的には、対象年齢を小学生全般にしているので、小学生低学年の自分の子供には難しすぎるなとか思うものも多いですが、もう少し年齢の高い子供には良いのかなあと思います。上記の「オンライン幼稚園」同様に、なんとなく、子供の興味を引きつけるコツようなものがよく見られるオンライン授業だと感じます。あと、ベネッセの各学年の復讐ドリルがPDFでダウンロードできるようになっています。 おうちで学ぼう NHK for School (https://www.nhk.or.jp/school/ouchi/) 以前、https://japanese-schools-newyork.com/?p=1582でも紹介しましたが、NHK for Schoolでは、海外では見ることが難しいNHKの教育番組がオンラインで見られるようになっています。COVID-19で、日本でも家庭での学習が増えてきたので、NHKがNHK for…

ニューヨーク公立学校のオンライン化の変遷 (COVID-19)

久しぶりにブログをアップデートします。ニューヨークでは、2020年 3月1日 (日)に最初のCOVID-19の感染者が見つかってから、毎日のように子供の学習への影響が出るような決定が下されてきました。もうかれこれ1ヶ月以上こういう状況にあるので、これまでの変化について、特に子供への学習に影響があったことについてメモを取っていた物をまとめてみました。 あくまでニューヨークのクイーンズに住んでいる一家族の体験なので、ニューヨーク全体が同様な体験をしたというわけではないですが、他の地域や、ニューヨークの他の家庭の体験と比較するのに役に立てば嬉しいです。 当時、ニューヨーク全体でCOVID-19がどのように広がっていたのかがわかるように、The New York Timesが公開しているCOVID-19の患者数と死亡者数のデータ (https://github.com/nytimes/covid-19-data)も一緒に記載しています。

Long Island City YMCA 日本語アフタースクールプログラム 2020-2021の募集要項

Long Island City YMCA 日本語アフタースクールプログラム 2020-2021 Flyer: https://bit.ly/3uecSWm (Japanese) Flyer: https://bit.ly/3vA3VGZ (English) 日本語での案内 プログラム概要 Long Island YMCA日本語アフタースクールプログラムは、同校にある4歳児向けUPK (Universal Pre-K)に併設した日本語によるアフタースクールプログラムです。 YMCA…

ニューヨークの子供遊びスポット: World Ice Arena

久しぶりの子供遊びスポットに関するレポートです。今日は、QueensのFlushing Meadows Corona ParkにあるWorld Ice Arenaというところで、ニューヨークで初めてアイススケートをしてきました。 いわゆる普通の屋内アイススケート場です。ニューヨークでアイススケートと言うと、Rockefeller Centerとか、Bryant Parkとかが有名ですが、どちらも初心者の子供と一緒だと参加しづらい雰囲気があるのですが、初めてアイススケートをするのであれば、World Ice Arenaはかなりおすすめです。 今回は週末に行ったのですが、それほど人も多くなく、しかも初心者向けのレッスンなどもあります。初心者の子供と一緒のスケートには結構向いているのですが、アクセスが少し不便で、一番近い駅 (#7 the Shea Stadium / Willets Point Station)からも歩いて7-8分くらいかかってしまいます。ピザなどがconcession…

日本一時帰国: 日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 2

前回に引き続き、2020年の夏に計画している日本一時帰国の際の日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学の申し込み進捗状況について書いてみたいと思います。今日は、日本の幼稚園への申し込み手続きについてです。 幼稚園への一時帰国中の体験入学 もともと幼稚園での修学は日本の義務教育にあたらないので、一時帰国者の幼稚園入園は全般的に小学校入園よりも難しい傾向にあるようです。さらに、2015年から施行された「子ども・子育て支援新制度」というものがあり、これまでの保育所、幼稚園という構造が大きく変わりつつある時期なので、それぞれの地域の事情や、個々の園の状況などで受け入れの可否は大きく変わるようです。 とりあえず、自分は市役所の保育幼稚園を管轄する方にメールで連絡したのですが、たまたま担当してくれた方がとても良い方で丁寧に説明してくれたのですが、最初のうちは、話が噛み合わず何度も同じ内容のメールを交換していたような気がします。「子ども・子育て支援新制度」について紹介していただき、これは自分も勉強しておかないと話が進まないと思い、以下のような文献で日本の保育幼児教育事情がどのようなものなのかを勉強しました。 Ohtake, Hironobu (2017). 図解入門業界研究 最新 保育サービス業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 (3rd). Tokyo, Japan: 秀和システム. 詳しくは上記の文献を見てもらった方が良いと思うのですが、「子ども・子育て支援新制度」で大きく変わったところは以下のような点です。 これまでの保育所 (0-5歳)、幼稚園(3-5歳)という組み分けから、幼保連携型、幼稚園型、保育所型のいずれかの「認定こども園」に移行が進んでいる。幼稚園では、「〇〇幼稚園」など、名前などは変わらないことが多いが、運営上、これまでの「公設幼稚園」から「認定こども園」として運営されているところが増加している。 都道府県、国が主導してきた保育園(厚生労働省の児童福祉法)、幼稚園(文部科学省の学校教育法)の運営から、市町村がそれぞれの状況にあった保育方策を制定し、事業を実行するという、地域主導型の保育体型になった。 市町村が、個々の家庭の事情を考慮して、それぞれの家庭に1号から3号までの「保育の必要性の認定」を行う。 1号認定:…

ニューヨーク総領事館による日本語の教科書の配布 (2020年前期; 2020年3月13日締切)

ニューヨーク総領事館による日本語の教科書の無償配布のお知らせです。在留届を出した日本国籍を有する小学生以上の子女で、ニューヨーク総領事館の対応州 (ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、デラウエア州、ウエストバージニア州、コネティカット州、プエルトリコ、バージン諸島)に住んでいる方は、以下の手順で教科書の無償郵送(郵送費は含まず)が受けられるそうです。申請締め切りは、2020年3月13日(金)必着とのことです。

日本一時帰国: 日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 1

2020年の夏に上の子供が日本の小学一年生になるので、このチャンスを逃すと日本の学校への夏の体験入学の機会を逃してしまうかと思い、ちょっと無理をして2020年7月に一時帰国をすることにしました。オリンピックなどで、一時帰国にはあまりよくないタイミングなのでしょうが、完璧なタイミングなどはないだろうと思い、ある程度のことは諦めて航空券を予約してしまいました。1月くらいから、夏の一時入学の手続きを始めたので、これからしばらくは体験入学の手続きに関しての体験談を書いていこうと思います。 今日は、とりあえず、今日までの日本の役所、学校との連絡の際に役に立った情報のリストです。 手続きの際に便利な情報 学校情報サイト: https://www.gaccom.jp ガッコムという、学校の口コミ情報サイトには、日本全国の保育園・幼稚園・小学校・中学校の情報が網羅されています。口コミ情報では、給食の有無や、使っている教科書、学校の時間割などの口コミでしか教えてもらえないような情報が多くあり、学校に連絡する前に、ここのサイトで予め学校の情報を調べておいた方が良いと思います。 時差早見表: https://gongogon.com/jp-us/ 日本との時差早見表はプリントアウトして手元に置いておくととても便利です。ヨッテラミテラさんの時差早見表が無料で、しかも一番わかりやすかったです。 日本の小学校、中学校の夏休み期間: https://cocoiro.me/article/34123 日本の学校の予定は大まかには同じですが、夏休みなどの長期の休みに関しては都道府県で数日間のばらつきがあります。Cocoiroさんのページで2019年の夏休みの開始日と終了日がまとまっていたので、ここである程度の日程を調べて、あとは、直接、希望する学校のホームページなどで調べる必要があります。 オンラインFaxサービス: https://www.hellofax.com 驚いたのですが、日本の学校は場所によってはe-mailを外部との連絡に使っていないというところも少なくないようです。最初の連絡は、電話かFaxでお願いしますと言われたときは、本当にびっくりしましたが、外部からのメールでの問い合わせに受け答えできる体制がないのだろうと思います。もちろんFaxを持っているわけもないので、Faxを送付するにはオンラインFaxサービスを利用する必要があります。いろいろ調べたのですが、日本へのFax送信などが一番しやすかったのは、HelloFaxでした。国際ファックスは有料なのですが、送受信のやりやすさなどは他のサービスよりも使いやすかったです。 日本のIP電話番号: https://secure.skype.com/en/skype-number/ メールで対応していただける学校には必要ないのですが、メールでの対応を受け付けていないところと連絡するには、何らかの方法で、先方から折り返し連絡がもらえるようにしないといけません(アメリカの番号にかけてくださいと言っても、メールを使っていないような学校だと国際電話での返答はおそらく難しいと思います)。Skype numberは、まさにこう言った場合のためにあるようなサービスで、日本の電話番号をアメリカの携帯番号に付け加えることができます。日本の学校の方が、日本のSkype Numberの電話番号にかけると、アメリカの携帯電話に転送されるという仕組みです。費用は毎月$6-$8程度ですが、日本に滞在している際もIP…

「日本語教育の推進に関する法律」関するフォーラム @ Boston

先日、日本で制定された「日本語教育の推進に関する法律」がどのように海外での継承日本語話者の教育に影響があるのかを議論するフォーラムが、AATJ (全米日本語教育学会)のJapanese as a Heritage Languageの部会主宰で2020年3月18日(水)にボストンで開催されるそうです。詳細は、以下の通りです。参加無料ですが登録が必要で、定員が45名となっていますので、早めに登録ください。 ———————————- 海外における継承日本語教育の充実に向けて ———————————- 日程: 2020年 3月18日(水) 時間: 7:30pm-9:30pm 場所: Public Garden room (5th floor)…

2020年アメリカ国勢調査 (U.S. Census)の日本語での広報

US Census Bureauの方から日本語での2020年アメリカ国勢調査 (U.S. Census)に関する資料を幅広く共有くださいとの依頼があったので、ここに投稿しています。どのようにしてオンラインでCensusに回答するのかなどのビデオもあるそうです。 U.S. Census Video (Japanese): https://youtu.be/VEVOA9w7YVU U.S. Census How to Video (Japanese): https://youtu.be/QGU_7C4kPEE 資料にもありますが、短期滞在などの場合を除き、2020年4月1日時点でアメリカに居住する人は滞在上のステータス (留学生ビザ F-1,…

日本語サマーキャンプ 2020: LIC YMCA Japanese Immersion Summer Camp 2020

昨年に引き続き、クイーンズのロングアイランドシティーにあるYMCAで、3-5歳向けの日本語によるサマーキャンプが6月29日から7月24日まで開催されるそうです。昨年同様、2週間で$660-$700と日本語サマーキャンプではかなり安めのプログラムに設定されています。去年は、いろいろな日本の文化行事などを取り入れたアクティビティーや、YMCA内のプールなどでの活動など、かなりクオリティーも高かったです。 ———————————- LIC YMCA Japanese Immersion Summer Camp 2020 ———————————- YMCA in LIC will offer Japanese Immersion Camp (age 3-7)…

幼児のバイリンガル・バイカルチャラル教育セミナー(Queens Jipang)

Queens Jipangさんが、6歳児以下のお子さんを持つ保護者を対象にしたセミナーを2020年3月6日(金)に行うそうです。詳細は以下の通りです。 ————————– 幼児のバイリンガル・バイカルチャラル教育セミナー(Queens Jipang) ————————– 日時: 2020年3月6日(金) 時間: 午前10時30分より 場所: North Forest Park Library 98-27 Metropolitan Ave, Forest Hills,…

MiiPro Corpus: 日本語母語話者の言語発達サンプル (1歳から5歳)

継承日本語話者の子女を育てていると、自分の子供の日本語能力が、日本語を母語として獲得している子供たちと比べてどの程度の発達レベルなのかと気になることがあります。日本に頻繁に一時帰国している場合などは、他の家庭の子女との交流などから、自分の子供の継承日本語のレベルなどがわかるのかもしれませんが、そんなに頻繁に一時帰国できるものでもないですし、なかなか自分の子供の日本語のレベルが、日本語母語話者と比べてどの程度の遅れがあるのかはわかりづかいものです。 で、そういった際に使いやすいのが、CHILDESという言語習得研究者用のデーターベースです。もともとは、Carnegie Mellon UniversityのBrian MacWhinney氏が、自分の子供の言語発達を1970年代に音声録音したものを書き起こし(テキスト化)し、研究用に公開したのが始まりなのですが、そこから世界中の研究者が同様なデータベースを共有し始めて、英語だけでなく、いろいろな言語を母語とする子供たちの言語発達データベースになりました。 第一言語習得の研究者の中では必須のデータベースですが、一般に無料で公開されています。日本語では、愛知淑徳大学の宮田Susanne先生が率先して日本語のCHILDESデータベースを構築されています (ワークショップの資料などがこのページで公開されています)。 その宮田Susanne先生が編纂したCHILDESデータベースで、MiiPro Corpusというものがあります。1歳から5歳の、日本語を母語とする子供の音声記録をオンラインで聞くことができます。 Go to https://childes.talkbank.org/access/Japanese/MiiPro.html Click on “Browsable transcripts” Click on child’s name…

子供に日本の食パンを食べさせたい (パン焼き器/Home Bakery) 続き 1

このポストでも紹介したのですが、子供に日本のような食パンを食べさせてあげたいと思い、象印のZojirushi BB-HAC10 Home Bakeryというパン焼き器 (Home Bakery)をかれこれ2-3年前に購入しました。 説明書についてきた食パンのレシピに沿って盲目的にいつも食パンを作っていたのですが、つい最近、パンを作る際にミルクがないという事態に陥り、インターネットで調べたところ、コーヒーなどで使うドライミルクでも牛乳の代用ができると書いてあったので、水とドライミルクでパンを焼くことになりました。 これが、これまでのレシピです。 1/4 cup water 1/2 cup milk 1 egg 1 cup bread flour…

ヨシタケ シンスケ氏の絵本 (英語翻訳版; 3-5歳向け)

ヨシタケシンスケ氏の絵本は、うちの上の子供 (6歳)も下の子供 (3歳)も非常に大好きなシリーズなのですが、なんと、それが英訳されているとのことで、ちょっと調べてみました。うちの子供のお気に入りは、「なつみはなんにでもなれる」で、時折、絵本の中のなつみみたいに、「これなーんだ」とかやってくれるので楽しいです。日本語的には、ほぼ全部ひらがなでかかれていて、新しい日本語を学ぶという本ではないですが、日本語への興味を増やすという点では素晴らしい本だと思います。もし、ひらがなに挑戦中の子供の場合は、英語翻訳版から初めて、日本語に移行してみるのもよいかもしれません。 つまんない つまんない / The Boring Book わたしのわごむはわたさない / I Won’t Give My Rubber Band ふまんがあります / おしっこちょっぴりもれたろう…

日本語と英語に翻訳された本 (ハリーポッターシリーズ; 8-12歳児向け)

定番中の定番ですが、今度7歳になる上の子がハリーポッターの英語版と日本語版を読み始めることにしました。日本語版のハリーポッターが1999年に発行され、2019年で20周年を迎えるということで、日本の静山社というところが、日本語版ハリーポッターの新装版を発行することにしたそうです(https://www.sayzansha.com/news/n30444.html)。2019年に最初の3巻、2020年以降に随時4巻以降を発行するとのことです。子供の年齢的にもそろそろ興味があるかと思い、日本語版の「ハリー・ポッターと賢者の石」を購入していました。英語版は、Scalastics社から、ペーパーバックの廉価版が発売されているので10ドル程度で購入できるので、それを購入しました。 ハリーポッターは、どちらかというと10歳前後の子供が対象なのですが、最初の二巻 (Harry Potter and the Sorcerer’s Stone, Harry Potter and the Chamber of Secrets)に関しては、結構低い年齢の子供でも読み聞かせをしたりして興味を沸かせると自分でも読めるようになるようです。あと、映画も英語版と日本語版があるので、映画を見てから本を読み始めてみるというのもありかと思います。上の子供は英語の方が強いので、英語の方から読んでいるのですが、日本語の方も読み聞かせをしてあげると自分から読んでみたくなるようです。 Harry Potter and the Philosopher’s…

アメリカで小さい子供が病気にかかった時に役立つ本

子供がある程度大きくなると、突然熱が出て学校からピックアップしてくださいと言われたり、突然、お腹が痛いとか言われたりして困ることが多くなってきました。いざ、小児科の先生に行って診察してもらってから病名を言われても、アメリカの病名と、日本の病名の分別方がちょっと違っていたりして、いったいそれがどんな病気なのかわからないという経験が多くありました。 で、子供が病気をするたびに、いろいろな図書を購入して勉強したのですが、自分が役に立ったと思う図書を紹介しています。 パパとママのための子ども便利帳 何かと役にたつ「子ども便利帳」ですが、子どもの病気に関する情報についても数ページ書かれています。実際に病気になった際には、症状などの詳細な情報も必要なのでこの本だけでは心許ないのですが、アメリカのphermacyで購入できる子ども向けの常備薬のリストや、子供がかかりやすい病気のリストなどは非常に重宝していて、コピーしたものを冷蔵庫に貼り付けていたりします。 My Child Is Sick!: Expert Advice for Managing Common Illnesses and Injuries 子どもがかかりやすい病気について、症状別に記載されている本です。アメリカでは、病気にかかった時に熱をはかるというのが習慣化されていないのか、子供の熱について非常に様々な意見があるようですが、この本の最初の章では、そういった熱に関する”Myths vs. Facts”について記載があり、それは家族で(特に熱があるようだったら、熱を計る前に、とにかく解熱剤というような感じのアメリカの配偶者がいる場合は)読んでおいた方がよいと感じました。あと、Acetaminophen (Tylenol)、Ibuprofen…

Queens児パング 2020年冬学期の募集

Forest Hillsで幼児向けにインフォーマルケアを行なっているQueens児パングの2020年冬学期の募集要項です。詳細は、ウェブサイト https://queensjipang.wixsite.com/queensjipangを参照ください。 ———————– Queens児パング親子クラス 2020年冬学期 ———————– 2020年冬学期 麻紀先生の親子クラスのお知らせです。 前期は既に定員になってしまったのですが、後期からの参加にご興味のある方は、qnsjipang@gmail.comまでご連絡ください。トライアル(10ドル)でも参加出来ます。 前期6回($132) 1月9日、16日、23日、30日、2月6日、13日 後期5回 ($110) 2月27日、3月5日、12日、19日、26日 時間: 毎週木曜日 10:00am – 11:00am (1時間) 場所:…

NJ/NY補習校授業料の奨学金 (SMBC Global Foundation Scholarships) 2020年度

三井住友銀行さんのSMBC Global Foundation Scholarshipsという奨学金があり、ニューヨーク補習授業校及びニュージャージー補習授業校に通っている子女の授業料の援助(全額補助)をしてくれているそうです。毎年、12月から1月にかけて申し込みを受け付けているそうで、2020年度の締め切りは2020年1月4日(土)とのこと。詳しくはニューヨーク日本人教育審議会のウェブサイトか以下の連絡先まで。 ———————– ニューヨーク補習授業校/ニュージャージー補習授業校 2020年度 SMBC Global Foundation, Inc. 奨学生募集 問合せ先 The JEI Scholarship Office http://www.jeiny.org/2020SMBCScholarship.pdf | http://www.jeiny.org…

ニューヨーク日本人学校 (The Japanese School of New York / The Greenwich Japanese School)の2020年 学校説明会

日本の文部科学省/外務省からの支援を受けて、ニューヨーク日本人教育審議会というところが運営しているニューヨーク日本人学校の学校説明会/教育相談会が2020年1月11日(土) (1:00pm-2:30pm)に、グリニッチ ニューヨーク日本人学校)で開かれるそうです。学校説明のほか、学校見学、教育相談なども行われるそうです。内容的には以下のようなこと紹介するとのことです。詳細は日本人学校ウェブサイト (http://www.gwjs.org/2019-12-13/29006/)を参照ください。自分も、時間が合えば行こうかと思います。 現地校に通わせているけれど、日本語での思考力が育っているか心配… 帰国後の日本の学校で学習についていくことができるか不安… 帰国枠での中学受験、高校受験を考えている… 小学校入学が近くなっているので、日本人学校の学習について知りたい…

6歳までのアメリカ現地校、日本人学校、補習校進学スケジュール

アメリカのUPKやpublic schoolなどの現地校の学校暦は9月始まりですが、多くの日本人学校、補習校は日本の学校暦 (4月始まり)を利用しています。ただでさえ、数え歳や満年齢などややこしいことが多いのに、学校暦まで二つあると大変です。まず、数え歳と満年齢の違いは、以下のとおりです。日本の祭事などでは、数え年が使われることがありますが、多くの場合は、「年齢」というと「満年齢」を使っています。 満年齢: 誕生日を基準にした年齢。2015年の4月2日に生まれた子供は、2016年の1月1日では0歳で、2016年の4月2日で1歳になる。 数え年: お正月を基準にした年齢。2015年の4月2日に生まれた子供は、2015年の4月2日で1歳で、2016年の1月1日に、2歳になる。簡単に言うと誕生日でも年齢が増えない。 日本人学校の入学などに関しては、日本の学校の暦に準じた学校暦年齢が主に使われています。ですので、4月1日時点での年齢によって、その年に学校に入学するのかしないかが決まります。ニューヨークでは、4月1日以前に生まれている場合は、アメリカの学校も日本人学校も同じ年に始まることになりますが(4月始まりか、9月始まりの違いだけ)、4月1日以降ですと、学校歴の違いだけでなく、同じ年にアメリカの学校と日本の学校で学年が異なることになります(アメリカの学校では1年生だが、日本人学校だと幼稚園年長など)。 さらにややこしいことに、アメリカでは国ではなく、各州に義務教育の責任があるので、州によって義務教育が始まる年や、年齢の数え方が異なってきます。2019年時点では、ニューヨーク州では、義務教育は6歳(1年生)からの開始ですが、住民の権利として、UPK(4歳)とKindergarten(5歳)の教育を受ける権利があります。NYCの3K, UPK, public schoolでは、入学に関する年齢の数え方は、満年齢ではなく、1月1日を基準とした数え年で入学年齢が決まります(私立の学校などでは、満年齢を使うところもあるようです)。 ですので、NYCの公立保育機関の利用に関しては、1月生まれの子供と、12月生まれの子供の間では、おおよそ1年くらいの差がでることになります。12月など年末に生まれた子供の場合は、非常に早くに公共教育施設に入ることができます。他方、1月など年始が誕生日の子供と年末が誕生日の子供の間には1年近くの年齢差があるので、学校での成績などに関しては年末生まれの方が不利になることが多いです。 詳しくは、以下の生まれたタイミングによる7歳までの学校入学パターン表を参照ください。

子供の継承日本語に使えそうなYouTubeチャンネル

現地校に通い始めてから少しつづ使用言語や英語になり、興味があるものも英語の本やおもちゃになりつつあるので、なんとかせねばといろいろやっているのですが、これは特に効果があると思うのは、YouTubeで子供向けにつくられたおもちゃリビュービデオです。 いわゆる子供ユーチューバーが、日本のおもちゃやゲームで遊んでいるところをYouTubeで公開しているものが無料で公開されています。日本のテレビのように脚本家の人が予め書いてあるものをできるだけ自然に演じるというのとは違い、筋書きなしでおもちゃを使って遊んでいるだけなのですが、逆にそれが良いのか、子供たちは非常に夢中になって見ています。時折、あまりにも夢中になりすぎて、リビューされているおもちゃを買ってくれと泣いて頼まれるのが心苦しいのですが、まったく日本のおもちゃなどに興味がなくなるよりはよいと思います。 日本語的にも、日常的な日本語や受け答えがあり、テレビでは放送されないような相づちや、言葉遣い(多分テレビでは放送しないようにコードがかかっているようなイディオムや俗語など)もみられるので、幅広い日本語に触れると言う点では非常に良いです。また、日本の子供がこういったもので遊んでいるんだなぁと、自分の勉強にもなるのでとてもありがたいです。 今、3歳と6歳の子供が夢中になって見ているユーチューブのチャンネルのリストです。他にもたくさん子供に人気のチャンネルがあるようなのですが、なぜか、うちの子供は以下のようなチャンネルのファンになってしまいました。 アニメキッズ animekids (https://www.youtube.com/channel/UCoYo1YQQyNzUUDm9Gy-qXFA) 子供向けのYouTubeチャンネルなのですが、子供は登場せず、大人の女性の人がおもちゃを使ってストーリを話すと言う感じのビデオです。効果音などが上手に使われており、おもちゃもいろいろなものが紹介されています。どちらかというと3-6歳くらいの小さい子供向けかもしれません。国際的に人気があるのか、日本語、英語だけでなく、他のいろいろな言語で説明がかかれていたりします。 HikakinTV (HikakinGames) (https://www.youtube.com/user/HikakinGames) ヒカキンさんというユーチューバーで、日本では非常に有名だそうです。作っている内容は、どちらかというと10代かそれ以上の子供向けという感じなのですが、時折、ビデオゲームの実況中継をしていて、それは5-6歳くらいの小さい子供でも楽しめます。 Kan & Aki’s CHANNEL (https://www.youtube.com/user/potemi926) 今の自分の子供の年齢 (3歳と6歳)に一番合っているのではないかと思うチャンネルです。4人の子供たちが、いろいろなおもちゃ、ゲーム、イベント、クッキングなどをしているのを放送しています。 プリンセス姫スイートTV…

育英学園サタデーマンハッタン校の説明会

育英学園サタデーマンハッタン校 (https://japaneseschool.org/program/manhattan/saturdayschool/)の説明会に行ってきました。 大体、内容的にはウェブサイトにある内容をそのまま話されているという感じがありましたが、説明会での質疑応答などの内容などは以下の通りです。 マンハッタンダウンタウンで借用校を利用しているので、学期ごとにキャンパスの場所が変わる。すべてのキャンパスは、Union Squareから徒歩で行ける範囲。 日本語補習校と同様に、日本の学習指導要領に沿ってクラスを運営している。カリキュラムも日本の学校と同様なものを行なっており、学力テスト(全国学力テスト)も日本で行われているものと同様なものを2年生から導入している。 土曜日だけで一週間分の内容をカバーするので、家庭の協力が重要。他方、保護者が学校運営に参加するような感じ(PTA活動など)はなく、保護者は、あくまで日本語の復習や宿題を家庭で行って協力するという雰囲気。 4年生までは既に定員いっぱいで編入希望の人は、ウェイトリストに入る。ウェイトリストで順番が回ってきた場合も、編入試験があり、内容的には、編入時の直前まで(例えば、4年生2学期編入だと、4年生1学期までの内容)のテストが使われる。家庭学習だけでなく、何らかの日本語学習を行なっていないと(特に漢字など)、編入試験は難しい。5年、6年もほぼ定員(18名?)いっぱいになっている。 餅つき、運動会、入学式、卒業式などの日本の伝統文化行事も行っている。 現在は、中学部の学生も多くおり、キャンパスの場所は変わるが、高等部への進学も可能。 各学年の授業参観もできたのですが、説明会でおっしゃられていた通り、日本の指導要領に沿った内容の授業を行なっていました。他方、指導のレベルでいろいろな工夫はされているようで、指導言語を簡単な言葉で反復したり、板書に振り仮名などをつけているのが印象的でした。 日本人学校補習校など、日本の学習指導要領を利用している継承語学校は、だいたい4年生くらいで子供たちが、学習内容についていけなくなり学生数が減ってしまうのですが、ここでは、どうやって高学年までも定員近くまで子供たちがついていけるのか不思議でした。説明会では、「家庭学習で頑張ってもらっています」という話だったのですが、何か他にも理由があるのかもしれません。生徒を見ただけなので正確な情報かどうかはわかりませんが、高学年の子供たちも、mixed-roots (いわゆるハーフ)の子供たちも多くおり、帰国組の子女だけが残るという雰囲気でもなさそうで、ちょっと希望が沸いた説明会でした。 一つ残念だったのは、とにかくプログラムの種類が多く、申請に必要な書類の量も種類も多すぎで、全般的に学校の内容がわかりづらかったです。もう少し簡素化できそうなところがたくさんあるなぁと感じました。

日本語と英語に翻訳された本 (6-7歳児向け)

上の子供が6歳になってから、英語での読書が多くなってきたので、ここらへんで本格的に日本語の読み物も購入していこうと決意しました。いただいたアドバイスとしては、とにかく面白くて子供の興味がわく日本語の本から始めるとか、YouTubeなどで音読のビデオがあるような本(昔話しや、昔からの名作本など)を購入するなどがあったのですが、自分が一番良いのではないかと感じたのは、元々英語で書かれていて、翻訳されたものが日本でも人気になっているものから始めるというアドバイスでした。 で、どんな本が日本で人気があるのかを調べて、その原作本(英語)と翻訳本(日本語)を購入することにしました。以下、調べた本のリストです。本のイメージをクリックすると、日本のAmazon.co.jpか、アメリカのAmazon.comのページが開くようになっています。 エルマーのぼうけん / My Father’s Dragon エルマーとりゅう / Elmer and the Dragon エルマーと16ぴきのりゅう / The Dragons of Blueland としょかんライオン…