昨年に続き、今年 (2024年)も日本の小学校で体験入学をしました。あまりまとまったトピックはないのですが、忘備録までに気づいたことをメモしています。
Category: Misc
日本の小学校への夏の体験入学 2024年 (その1: 広島旅行)
二年連続は難しいかと思っていたのですが、今年も、夏に一時帰国して、子供を日本の小学校に体験入学することができました。日本の小学校に体験入学については、去年、結構記録を残したので、今年は小学校に行っていない週末などの活動について書いてみようと思っています。今日は、週末に行った広島旅行の紹介です。 11歳と8歳の子供を連れて、大阪から一泊で広島旅行に行ってきました。当初の目標は2つあって、一つ目は子供と新幹線に乗る機会を作ること、もう一つは広島の「原爆ドーム」と「広島平和記念資料館」の見学に行くことです。これだけだったら大阪からの日帰りも可能だったのですが、連れ合いが、2023年にサミットが行われてからよく取り上げられている宮島に行ってみたいと言っていたので、宮島に一泊する小旅行になりました。
日本語補習校での戦争教育について その1
これまでは日本語能力だけを目標に継承日本語教育を行ってきたのですが、子供が十代になると、世界の歴史に関する情報なども少しづつ学校やメディアなどで学習してくるようになりました。今回は、特に気になった日本語補習校での戦争教育について書いてみようと思います。 継承日本語教育を行っている (特に補習校として、日本の学習指導要領に沿って日本語の教科書を使って指導している)学校に行っている場合は、アメリカの学校で教えられる世界の歴史と、日本の学習指導要領による世界の歴史の間に違いが出てきます。アメリカではヨーロッパ史に重きが置かれて、日本ではアジア中心の世界史に注目するという地理的な理由による違いは良いのですが、歴史の解釈や視点が異なる場合は、継承日本語を学んでいる子女は、一つの歴史的事実に対して、二つの異なった視点を学校で教えられることになります。また、十代はアイデンティティーを形成する上で重要な時期なので、その異なる視点や意見を子供たちがどのように理解するのかは、子供の将来のアイデンティティ形成には非常に大事だと思います。
NYの日本語バイリンガル/継承語教育のFacebook Page
ウェブサイトのアップーデート告知用のFacebook Pageを作りました。ウェブサイトをアップデートしたり、ブログでは記載しない情報などはFacebookで上げていこうと思っています。 リンクは https://www.facebook.com/people/ニューヨークの日本語継承語教育/61555677316930/です。よかったら”Like”/”Subscribe”してください。質問やコメントなどもしてもらえると嬉しいです。
国際交流基金による継承日本語教育支援のグラント ($1,000-$5,000)
国際交流基金 (The Japan Foundation)は、日本語を外国語として教えている教員や学校に対して多くの支援を行ってきました。ただ、これまでは継承日本語は、外国語教育でないという理由で支援はされてきませんでしたが、2023年度から継承日本語教育支援の為のグラント ($1,000-$5,000)も開始したとのことです。詳しくはhttps://keishonihongo.org/2023/11/29/4748/で見られます。
このブログに投稿する”contributors”の方募集中
ブログを書き始めてもう7-8年になり下の子供も大きくなってしまったので、ちょっと学齢期前 (5-6歳まで)の子供向けの情報が集まりにくくなってきました。もし、ニューヨーク付近で学齢期前のお子さんがいて、このブログで情報発信/共有したいという方がいれば、ぜひご連絡ください。内容的には、継承日本語に役立ちそうな情報(イベントとか)、継承日本語を教える学校に関する情報、また、最近はあまり多くないのですが、継承日本語に関する研究論文などが発表されたら、その内容の紹介などをしています。 興味がある方は、tomonori_nagano@hotmail.comまでご連絡ください。
NYC DOEによるバイリンガル児童のためのイベント (4/27/2023-4/29/2023)
NYCのDepartment of Education (DOE)が、2023年 4月27日 (木)から4月29日 (土)にかけて、ニューヨーク市の公立学校で学習するバイリンガル児童とその保護者のためのイベントを行うそうです。最初の2日はオンラインで、土曜日のイベントは、Intrepid Sea, Air and Space Museum (Pier 86, W 46th St, New York, NY … More
子供向けバイリンガル落語会 (12/10/2022)
ニューヨークで落語を広める活動をされている柳家東三楼氏などによる子供向けのバイリンガル落語会が、2022年12月10日 (土)の7:00pmからオンラインで開催されるそうです。オンラインで行われ、参加登録が必要ですが、参加費は無料とのことです。 詳細は、https://www.rakugo-us.com/event-details/bilingual-rakugoを参照ください。 Title: 子供向けバイリンガル オンラインRAKUGO会 / Bi-lingual Online RAKUGO for Kids Date: Saturday, December 10, 2022 Time: 7:00pm (EST) … More
「在外教育施設における教育の振興に関する法律」の成立
2022年6月17日に、「在外教育施設における教育の振興に関する法律」という法案が可決されたそうです。あまりニュースなどでは報道されていませんが、大まかには、補習校を含む在外教育施設での邦人の子女(海外で生活する日本人の子女)への教育を「国の責務」として行うという内容のものです。具体的に、これまで文部科学省や外務省が行ってきた在外教育施設への支援と比べてどのような変化があるのかというのはわかりませんが、海外でも日本人の子女が教育を受ける権利を法律として決定し、予算などを法的根拠に基づいて要求できるようになったというのは良い変化だと思います。 成立した法律に関しては、参議院のウェブサイトおよび文部科学省のウェブサイトで閲覧することができます。 上記の法律から、重要と思われるところだけを抜粋しています。 基本理念 在留邦人の子の教育を受ける機会の確保に万全を期すること。 在外教育施設における教育環境と国内の学校における教育環境が同等の水準となることが確保されることを旨とすること。 在留邦人の子の異なる文化を尊重する態度の涵養と我が国に対する諸外国の理解の増進が図られる ようにすること。 基本的施策 在外教育施設の教職員の確保 在外教育施設の教職員に対する研修の充実等 在外教育施設における教育の内容及び方法の充実強化 在外教育施設の適正かつ健全な運営の確保 在外教育施設の安全対策等 在外教育施設を拠点とする国際的な交流の促進等 調査研究の推進等
America’s Languages Portalプロジェクト
Mellon Foundationの支援により、アメリカの言語教育の中で少数派の言語や学習者を教えるプログラムのモデルを選ぶAmerica’s Languages Portalという取り組みが行われています。継承語教育プログラムも対象となるそうで、もし既存の継承日本語プログラムで以下の要件に該当しそうなプログラムがあれば、ぜひ登録ください。 ————————————- The America’s Languages Portal, with the support of the Andrew W. Mellon Foundation, seeks to … More
幼児向けの継承日本語教育に利用できるYouTubers
カナダのケベック州ケベックシティに家族と移住された「あみ」さんという方のブログで、幼児向けの継承日本語に利用できるYouTuberについての紹介がされています。どのYouTuberの方も、日本の幼児教育に従事されている方達で、日本での手遊びやお遊戯などをどのようにやるのかなどの情報や、実際にオンラインでやれるようなビデオが多くあります。 ブログへのリンクは、以下の通りです。 https://canada-life.blog/hoiku-tubuter/ ブログで紹介されているのは、以下の5人のYouTuberの方々です。 mocaちゃんTime: https://www.youtube.com/channel/UCHFHIZ_FHdjgai42nWle9CQ ふじこせんせいchannel: https://www.youtube.com/channel/UC_wKrG4I38KVkB94IM2MzdA ボンボンアカデミー: https://www.youtube.com/channel/UCaCiBKglFZkSYXmlWZBDLgw あそびうた作家「ぼくときみ。」: https://www.youtube.com/channel/UCzvXdWyef4EDdeQks3FeRcw 保育士バンク!チャンネル【公式】: https://www.youtube.com/channel/UCJ22_wy-c6q76Uzi938riVA
Queens児パング: バーンズ先生のおしえて!6才までの日本語教育 (3/24/2022)
Forest Hills近郊でインフォーマルケアを行なっているQueens児パングさんが、2022年 3月24日 (木)に学齢前の海外で生まれ育つ子供への日本語教育についての講演会を行うそうです。詳細は以下を参照ください。 Title: バーンズ先生のおしえて!6才までの日本語教育 Date: 2022年 3月24日 (木) Time: 8:00pm-9:00pm (ET) Place: Zoom URL: Registration at https://bit.ly/33PnqmQ Description: … More
外務省による在留邦人子女向けの電子ライブラリー及びオンライン教育サービス支援 (2022年1月-3月)
在ニューヨーク総領事館から、コロナ禍における在外邦人子女の教育支援のための、電子ライブラリー及びオンライン教育サービスの学習支援(経費補助)の案内がありました。対象期間は、2022年1月から3月末で、補助金額は 月額550円-30,000円 (その他、諸経費12,000円)とのことです。経費補助は、在外で日本国籍を有する子女を教育する機関からのみ申請が可能とのことですが、「政府援助」の対象となっていない草の根的な継承語学校も申請可能とのことです。 詳細は、在ニューヨーク総領事館のウェブサイト (https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/2021-12-13_digital.html)か、ニューヨーク総領事館 領事部子女教育係 (education@ny.mofa.go.jp)に問い合わせくださいとのことです。 以下、海外在留邦人・日系人の生活ビジネス基盤強化事業(電子ライブラリー及びオンライン教育サービス支援)の案内の転送です。 —————————- 今般、外務省では、新型コロナウイルス感染症の再拡大により生活・行動に制限を受けている3歳から18歳までの在留邦人の方の児童等が感染対策をとりながら安心して学習できるよう、日系団体を通じて、電子ライブラリー及びオンライン教育サービスの学習機会を提供することを目的とした経費支援事業を行うこととなりました。 具体的には、日本人学校などの「日系団体」が、サービス提供会社と契約し、園児・児童・生徒の電子ライブラリーやオンライン教育サービスの学習機会を提供し、同事業に対し経費支援を行うものです(日系団体がサービス提供会社と直接契約する必要があります。個人契約は対象外となります)。 本件支援の対象となる団体は、当館管轄地域内の日本人学校、補習授業校、私立在外教育施設(日系の団体。「政府援助」の対象となっていない継承語として日本語を学習する学校も対象となります)、及び日本人会、日本商工会議所(日本人によって構成される非営利・非宗教・非政治の団体で11月19日時点に設立済みの団体)です。 支援概要は以下のとおりとなりますので、本件支援を希望する対象団体におかれては、下記当館HP掲載の実施要領を熟読の上、事業実施予定日の2週間前までに書類一式を添付し申請してください(令和4年2月14日まで)。 【当館HP】 https://urldefense.com/v3/__https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/2021-12-13_digital.html__;!!GekbXoL5ynDpFgM!CYWKeOyZ-6YR7G6jp1Krp_ReF50aDZtdaZy5c0JUbipe-Kg5rW5h_SRHT0Uo0bdjvg$ 1 支援期間:令和4年1月1日から3月31日の間 2 支援内容:電子ライブラリー及びオンライン教育サービスを在留邦人児童等が利用する経費(ただし付加価値税を除く税・手数料、団体の事務経費等は対象外) 3 支援上限額:一人の利用料金の上限は以下のとおり。 – 電子ライブラリー:月額 550円(税込) … More
子供に日本の食パンを食べさせたい (パン焼き器/Home Bakery) 続き 2
このポストとこのポストの続きです。 子供に日本の食パンを食べさせてあげたいと思い、象印のZojirushi BB-HAC10 Home Bakeryというパン焼き器 (Home Bakery)を購入して使っていますが、レシピと新しい道具を購入しました。 レシピは、The New York Timesの”Japaense Milk Bread” (https://cooking.nytimes.com/recipes/1016275-japanese-milk-bread)というやつです。想像以上にバターと砂糖を入れるのですが、味的にはこれが一番日本の食パンに近いような気がします。 レシピでは、starterを作ったり、doughを捏ねたりするんですが、自分は、材料を全部混ぜてしまって、doughを作るのはZojirushi BB-HAC10 Home Bakeryに任せてしまっています。doughを作るモードがあり、大体1:45くらいで全部自動でやってくれます。NYTのレシピから少し量を増減して、今のところのベストなレシピは以下のような感じです。 1.75 cups … More
日本語を継承語として話す中高生が受けられる日本語能力試験
日本語を継承語として話す子女が中高生くらいになると、自分の日本語がどの程度できるのかを証明したいという人も出てきます。漢字検定( http://www.kanken.or.jp/kanken/)や日本語検定(https://www.nihongokentei.jp/)など、日本語を母語とする人を対象とした試験が受けられるといいのですが、おそらく日本語を継承語として話す子女には、漢検や日本語検定は難しすぎるかと思います。また、日本語能力試験を受けたいという人たちのもう一つの理由として、高校での外国語科目の免除 (AAPPLやACTFL OPI/OPIcなど)や、大学への進学の際に有利かもしれない(APやSAT Subject Testなど)という思惑もあるので、日本では認知度が高い試験でも、アメリカでの日本語能力を証明したいという人たちには会っていないことも多いです。 実際に、日本語を継承語として話す子女がどのような日本語能力テストを受けているのか以下にまとめてみました。 Japanese Computerized Adaptive Test (J-CAT) / J-CAT 日本語テスト https://j-cat.jalesa.org J-CAT 日本語テストは、日本語学習者を対象とした日本語能力の判定をインターネット上で、時間・場所の制約なしに実施できるアダプティブテスト(適応型テスト)です。 Scholastic Aptitude … More
NYC近郊の日本食グロッサリーストアのリスト
NYC近郊の日本食グロッサリーストアのリストをGoogle Mapsでまとめてみました。Sunrise Mart, Dainobu, Katagiriなどの昔からあるお店以外にも、何点か新しいお店も開店しているようです。 https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1ezlZmRDwlrW25E5g-5gQ25K-6N3wH-s2&ll=40.75355375295448%2C-73.86878369501586&z=11. Name Address Phone Website Dainobu 129 E 47th St, New York, NY 10017 (646) … More
アメリカでのバイリンガル育児のブログ
ロサンゼルスで、バイリンガル教育を研究されながら自分のお子さんのバイリンガル育児もされている某大学教員の方のブログが公開されています。特に、「COVID-19後のニューノーマルで期待される新言語教育の可能性」という会合を開催されたそうなのですが、その際にあった色々な質問に対する答えを公開しているページは、西海岸のバイリンガル教育だけでなくニューヨークでの継承日本語にも当てはまる疑問について解説がありました。
毎日新聞の記者のCOVID-19下での日本帰国体験記事 (2021年3月)
2021年4月初旬にスイスから日本へ、2歳の子供を含む家族全員で帰国した毎日新聞の記者の方が、とても詳しい帰国後の体験記事を書かれていました。日本の入国制限は頻繁に変更されていて、2021年3月初旬のこの記事の体験が現状で一般的なのかはわかりませんが、とても詳しく書かれた記事で、しかも英語訳が書かれているので、もし家族内で日本語を読まない人には役出す情報かもしれません。 「水際対策、日本は甘い? 帰国した記者が見た「強制隔離」」 毎日新聞 2021年 4月8日 (木) ‘Forced quarantine’ at Japan’s border: A returnee’s experience coming home (Pt. 1 – Pt. … More
Japan Performing Arts Dance, Music & Kimono @ Governors Island (5/22 – 5/31/2021)
毎年、Governors Islandで日本の夏祭りを行なっている Japan Performing Arts (https://japanperformingarts.org)が、2021年のMemorial Dayの週にin-personでのダンス、音楽、着物イベントを行うそうです。 一昨年の夏祭りとはおそらく違った形式になるんだと思いますが、2019年の夏祭りの様子はここにあります。 Date: Saturday, May 22, 2021 – Monday, May 31, 2021 (see the … More
第13回サクラヘルスフェア (2021年 4月8日 (木) – 5月2日 (日))
ニューヨーク日系人会 (JAA/http://jaany.org)と邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET/https://jamsnet.org)が、毎年の春に共催しているサクラヘルスフェアの案内です。 今年は多くのワークショップをオンラインで行うそうです。例年通り、小さい子供をもつ家庭の人に有益だと思われるようなワークショップが多くあります。詳細は、邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET)のウェブサイトからスケジュールをダウンロード (https://jamsnet.org/wp-content/uploads/SakuraHelth-final-flyer-1.pdf)ください。 子供を持つ家庭向けのイベントとしては、以下のようなものがあるようです。 2021年 4月8日 (木): バイリンガル教育〜虚構と事実 Q&A〜 2021年 4月16日 (金): 親と子のリトミッククラス 2021年 4月18日 (日): オンライン (ZOOM) 講座:『妊婦さんとパパの懇親会』 … More
日本語のテレビ (NHK World)
日本語のテレビという内容からは、すこし離れてしまうのですが、最近、NHKのオンラインへの進出がすごいです。以前、このブログポストで、NHK for Schoolというところで、これまで海外では見られなかった子供向けのNHKプログラムが見られるようになったと紹介しましたが、今日は、海外向けのNHK Worldが行っている NHK World on Demandの紹介です。
I still Believe in Our Cityプロジェクト
I still Believe in Our Cityプロジェクトというプロジェクトで使われているポスターが日本語に翻訳されたそうです。 The NYC Commission on Human Rightsが、コロナ禍でのアジア系住民への差別の増加に対して始めた”I still Believe in Our City”プロジェクトですが、旧正月の時期に、2021年もアジア系の市民を狙った暴力行為や、アジア系商店を標的にした略奪行為などが行われたこともあり、再度、注目を集めています。 アジア系住民は、困難な状況でもできるだけその困難を表に出さないようにしようと努めたりすることが多いので、アジア系住民はコロナ禍でも大した困難に直面していないと思われたり、差別行為と思われる行為があっても、アジア系の住民には、被害に遭ったのは自分の落ち度だという「恥」の文化があり、差別行為として警察や公立機関に通報することも少ないそうです。”I still Believe … More
Virtual Workshop on Google Suite for Community-based Schools (3/2/2021)
UCLAにある継承語サポートプログラムのCommunity-Based Heritage Language Schools (https://www.heritagelanguageschools.org/coalition)が 以下のような、小規模の継承語学校でどのようにGoogle SuiteをLMS (Learning Management System)や授業の課題につかえるかというワークショプを行うそうです。 自分も、教えている学校が使っているMicrosoft系のプラットフォームの他に、自分の個人のためにGoogle Suiteを利用しています。ドメイン名を所有しないといけないなど、ちょっとややこしい点もありますが、すでに継承語学校としてウェブサイトなどドメインを持っているくらいの大きさの団体でしたら、Google Suiteは比較的安価で(確か、一番安いオプションは一人当たり$10程度だったかと思います。無料版でもかなり使えます)、かなりしっかりしたLMSが利用できるのでおすすめです。 Title: Using the Google Suite in Community-Based … More
International Mother Language Day on Sunday, February 21, 2021
毎年、UNESCOが主催しているInternational Mother Language Day (IMLD)が今年は、2021年 2月21日 (日)に行われます。IMLDは、1952年にバングラディッシュで始まった(当時は、東パキスタンであったバングラディッシュでは、多くの人が話すベンガル語ではなく、ウルドゥー語が母語とされていた)母語保護運動です。 現在では、UNESCOが主催するIMLDでは、バングラディッシュだけでなく、全世界で母語や母語文化の保護、特に、教育において母語を使用した基礎教育の重要性を唱える国際的な運動になっています。 どちらかというと、母語による基礎教育の機会が全くない言語的なマイノリティーグループの権利を保護する運動なのですが、アメリカにおける日本語の継承語教育もコンセプト的には当てはまる運動だと思います。 IMLDの詳しい情報は、以下のページを参照ください。 https://www.un.org/en/observances/mother-language-day https://en.unesco.org/commemorations/motherlanguageday
NY de Volunteers: NYdV Virtual Language Exchange Program
日本人、日系人コミュニティーによるニューヨークのボランティア団体のNew York de Volunteer (NYdV)さんが、2月からオンラインでの日本語-英語のlanguage exchange programを始めるそうです。もう随分前になるのですが、NYdVさんのボランティア活動に参加して、ニューヨークに留学している学生、日本に興味のあるアメリカ人、日系アメリカ人、永住組など異なるバックグラウンドの人がいて、素晴らしいボランティア経験でした。このオンラインプログラムも、日本語を継承語として話す人たちにも良いプログラムではないかと思ったので、シェアしています。 ———————— The NYdV Language Exchange Program connects students who are learning Japanese with … More
日本の国籍法: 日本の国籍放棄に関する裁判
Sunday, June 27, 2021追記 国籍はく奪条項裁判についての情報を発信しているAMF2020が、2021年2月27日に行われた「国籍はく奪条項裁判の意味と今後について」という講演のレポートを公開しています。非常に詳しく国籍はく奪条項裁判の論点をまとめてありますので、おすすめです。 https://note.com/amf2020/n/n7a18770207ce 現在の日本の国籍法では、日本では基本的に多重国籍は認められず、重国籍者は日本国籍を失うのですが、その法律に関する訴訟への地裁判決が2021年1月21日 (木)に日本でありました。かなりメディアでも取り上げられていたので、すでにご存知の人も多いと思うのですが、地裁判決は、原告の主張を退け、現在の国籍法は「合理的」としました (The Japan Times記事 | 時事通信記事 | 産経記事 | 朝日記事 | 毎日記事 | … More
Japanese American National Museum: Oshogatsu Virtual Festival
Japanese American National Museumが、子供向けのvirtual family festival 2021年お正月というイベントをやっているそうです。YouTubeでは、お正月の伝統に関する紹介ビデオがいくつかアップロードされています。
子供とたこ焼き作り
先日のたい焼きに続き、今日はたこ焼きを子供と作ってみました。大阪出身の私としては、たこ焼きは子供に引き継いでもらいたい日本文化の一つなんですが、これが結構やってみると大変でした。
子供とたい焼き作り
2020年の夏休みに引き続き、2021年の新年のお休みの間も、COVID-19で遠出がままらない状況が続くので、いろいろうちで出来る日本の文化体験のようなことをいろいろやってみました。子供からの反応が良かったものもあれば、結構苦労して準備したのに、期待していた反応もみられないということもあったので、これから少しづつ紹介していこうかと思います。
ダイノブ(日系グロッサリー)のオンラインストアー
日系グロッサリーのダイノブ (https://dainobunyc.com)さんが、オンラインストアーを始めたそうです。子供向けのお菓子なども、非常に多くの商品が網羅されています。
ニューヨーク日本人教育審議会 COVID-19 パンデミックの中での子どもの学習と心のケア支援 (2020年12月3日(木))
ニューヨーク日本人教育審議会主催で、以下のようなセミナーと無料カウンセリングが行われるそうです。
ニューヨーク総領事館による日本語の教科書の配布 (2020年後期; 2020年 9月17日締切)
ニューヨーク総領事館による日本語の教科書の無償配布のお知らせです。在留届を出した日本国籍を有する小学生以上の子女で、ニューヨーク総領事館の対応州 (ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、デラウエア州、ウエストバージニア州、コネティカット州、プエルトリコ、バージン諸島)に住んでいる方は、以下の手順で教科書の無償郵送(郵送費は含まず)が受けられるそうです。申請期間は、2020年 8月17日 (月) – 9月17日 (木)必着とのことです。
無料でプリントアウトして使える勉強・活動シートを公開しているサイト
ニューヨークは、だいぶんCOVID-19が落ち着いてきて、公園など子供を連れて行けるところも少しづつ再開されてきましたが、サマースクールなどは開催されているところは少なく、ほとんどの子供たちは一日家で過ごすことが多いです。 家にいるとずっとテレビやゲームばかりをしていることも多いので、簡単にプリントアウトして、日本語の勉強ができるようなサイトを探して、まとめてみました。
日系アメリカ人強制収容所 (Japanese American internment camps)についての教材
最近、Black Lives Matterの運動が強まり、オンラインで行われている現地校でも人種問題などのトピックを急遽取り上げたりするなど、アメリカの人種問題について子供と話をすることが多くなりました。 以前、このポストでも書いたのですが、北米での継承日本語の教育的意義を考えると、アメリカで日系アメリカ人が受けた人種差別の歴史を避けては通ることができません。現在、日本語を継承語として学習している人の多くは、20世紀後半の日本の高度成長期、1965年からのアメリカの移民法改定によるアジアからの移民の増加の際に移民してきた第一世代の日系アメリカ人の子女であり、戦前、戦中の「日系アメリカ人強制収容所 (Japanese American internment camps)」を自分の歴史として語ることが少ないと感じるのですが、アメリカ人として生まれて育っていく継承日本語話者の子供たちにとっては、学校ではあまり取り上げてくれない日系アメリカ人の歴史を知っておくことは大事なことです。 例えば、自分の短大の継承日本語のクラスで取り上げる北米の継承日本語話者の歴史に関するトピックは以下のようなものです。場所がニューヨークということなので、「フレッド・コレマツ」など、あまり他の場所では取り上げられないトピックもありますが、その他は、比較的バランスの取れた歴史だと思います。 継承日本語話者の歴史 1880-1924年: サンフランシスコ市民大会での日本人労働者排斥 (1900)、日米紳士協約 (1908)、アメリカ移民法 (1924年) 1939-1945年: 第二次世界大戦 (1939)、真珠湾攻撃 (1941)、大統領令9066号 (1942)、第442連隊戦闘団(ダニエル・イノウエ上院議員、フレッド・コレマツ) … More
ニューヨーク日本人教育審議会 自粛生活中の子育て講演会
ニューヨーク日本人教育審議会が、COVID-19の自粛生活の中での子育てに関する講演会、教育相談を2020年 6月16日 (火)に行うそうです。申し込みは、info@jec-ny.orgに個別に連絡とのことです。flyerがここでダウンロードできます。 ————————————- ニューヨーク日本人教育審議会・教育交流文化センター・教育相談室 Zoom による海外子育て講演会 & 無料個別相談 ————————————- COVID-19 自粛生活中の家庭での学習と心のケア支援 バーンズ亀山静子 (スクール・サイコロジスト) 森 真佐子 (クリニカル・サイコロジスト) 現在もニューヨーク州での自宅待機令が執行中で学校も夏まで休校となっています。 日頃から子育てや子どもの適応についてご相談をお受 けしているニューヨーク日本人教育審議会教育相談室 … More
日本語を使用するシッターさん探し
COVID-19のためニューヨーク近郊の学校やデイケアは全て3月末から閉鎖されています。5月末現在で、NYCの経済活動再開は、2020年6月初めくらいから段階的に開始されるとのことですが、NYS Moving Forward Planでは、学校などの「教育関係」は経済活動再開の中でも最もプライオリティーが低いPhase 4 (Arts, Entertainment, Recreation, and Education)に入っており、ニューヨーク近郊の教育機関では、2020年の夏、秋くらいも施設が使えない状況を前提に準備を進めているところが多いです。 6月にNYCの経済活動が再開されるとして、スムースにPhase 4まで行き、学校とデイケアが再開されれば良いのですが、なかなか、そういった楽観的な見通しを持つことは出来なさそうで、おそらく当面は、一部の経済活動は再開されるけれども、学校、デイケアなどは開いていないという状況が続きそうです。そこで、仕事に行かないといけないけれども、子供を預ける場所がないという状態があり得ると思い、今のうちに、シッターさんをどうやったら探せるかを調べてみました。今回は、子供たちの日本語教育が続けられるように、日本語を話すことができるシッターさんを探してみましたので、その探し方などの紹介です。 日系の日本語掲示板 日本語を話すシッターさんの募集などは、日系の日本語掲示板で今でも多く行われているようです。主要な日系の日本語掲示板は以下のようなものがあります。 ニューヨーク掲示板 (https://kaigai-bbs.com/usa/nyc/thread/babysitter/) びびなび (https://newyork.vivinavi.com/ib/search/index?&sk=シッター) Info-Fresh (https://info-fresh.com/bulletin-board/birth-childcare) … More
ニューヨークの狭い家でも子供が運動できる遊具
COVID-19が広まる前は、うちの近所にある小さな公園で、夕方や週末はいつも遊んでいたのですが、自宅待機が長く続き、しかも子供を連れた散歩などもしづらい状況で、子供たちが運動不足+ストレスで困っていたので、隔週程度で自宅でも遊べる遊具を購入してきました。ニューヨークの(といってもクイーンズですが)狭い家でも子供が運動できる遊具のリビューを書いてみました。購入時にはアマゾンのリビューなどでいろいろリサーチしてから購入したので、かなり良いものばかりが買えたと思います。あまり継承日本語教育とは関係ないですが、以下、購入した遊具と簡単なリビューです。 Funsparks Paddle Ball Jazzminton Game – All-Season Indoor/Outdoor Racquet Game for Active Play ちょっと広めの部屋であれば、屋内でも遊べるバトミントンのようなラケットと羽のセットです。値段も$15程度と安価にも関わらず、ラケットも羽も作りがしっかりしており、5-8歳くらいの子供にはレベルもちょうど良い遊具です。公園に持っていくととても面白いです。 Activ Life Kid’s Flying Rings … More
日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 3
2020年7月に予定していた子供をつれた一時帰国ですが、COVID-19の状況を鑑みて、今はどうやってキャンセルしようかと思案している状況です。単純にキャンセルできるだけならば良いのですが、すでに料金を払ってしまったりしたものもあるので、いかに上手くキャンセルできるかなどの対応しています。キャンセルしようと思う理由、あと、簡単にキャンセルできない問題点としては、国際線のチケットのリファンド、日本の受け入れ学校の状況、一時帰国者への社会的スティグマなどを考えています。
JASSI (日米ソーシャルサービス)
アメリカで受けられる社会福祉サービスを日本語で説明することを目標に設立されたJASSIさんですが、最近のCOVID-19の政府や週からの緊急支援金、現金給付 (Economic Impact Payment)の受け取り、申請方法や、食事の配布サービス、アジア人差別のホットラインなどの情報について日本語で頻繁に情報を発信しています。 ホームページは、あまりアップデートされていませんが、FacebookとTwitterでは、非常に頻繁に情報が提供されています。 JASSI: 日米ソーシャルサービス/Japanese American Social Services, Inc. Address: 100 Gold Street, Lower Level New York, NY … More
ニューヨーク日本人教育審議会による育児無料電話相談
ニューヨーク州とその周辺の全日制日本人学校および日本語補習授業校を運営しているニューヨーク日本人教育審議会 (http://www.jeiny.org/cultural_exchange_center.html) が、COVID-19で子育てに関して困っていることなどに関する無料電話相談を始められたそうです。 —————————– 【新型コロナウイルスに関する子供の心のケアについて】 〇ニューヨーク日本人教育審議会・教育相談室よりのご案内です。 COVID-19の自粛生活が1ヶ月となり,お子さんも親御さんも様々なストレスの中でお過ごしだと思います。感染に関しての心配や不安は私たちみんなにのしかかってきています。今までと同じ生活をできないことは子どもにも大きな影響をもたらしていますね。家にいる時間が増えれば,小さなことが原因でぶつかり合いが増えることもあるでしょう。また,学習の支援を家庭でする必要が増しているので困るという声も聞きます。ニューヨーク日本人教育審議会・教育相談室では,お子さんに関しての困りごとの無料電話相談を提供しております。生活のこと,学習のこと,発達のこと,なんでもご相談ください。お一人で悩まず,力を合わせてこの大変な時期を乗り越えましょう。 電話: (914) 305-2411 (平日:9時ー5時) メール: info@jec-ny.org (原則的に2往復まで) —————————–