雑記

その他もろもろです。

  • 日本のオンライン授業で海外の継承語教育でも使えそうなサイト

    日本のオンライン授業で海外の継承語教育でも使えそうなサイト
    COVID-19で家庭学習になってからもう一ヶ月近くになります。ニューヨークの日本の継承語学校は、ほとんどのところが日本の学校歴に沿っているので今週くらいまでは休みでしたが、どこでもオンライン授業などで新学期から運営を始めているようです。 日本でも同様なオンライン授業が始まっているようですが、日本国内の学校もオンライン授業にかなり移行したおかげで、これまでは日本の授業を受けられなかった海外での継承語話者が、直接、日本の学習教材や授業を海外でも受けられるような環境が急速に整ってきました。 まだまだ実験段階のようなところが多いですが、今の段階でもかなり利用できそうな日本で提供されているオンライン授業のリストです。 オンライン幼稚園 (https://www2.shimajiro.co.jp/kodomo/online/) 「しまじろう」シリーズを出版しているベネッセによる、オンラインでの幼稚園シリーズです。日本時間の10:00am-2:30pmまでの放送で、前日の録画 (午前のものと午後のファイルの2つ)がYouTube上で見られるようになっています。しまじろうシリーズで培ったベネッセの強みが出ているというか、最初見たときには、やっぱりなんか繰り返しが多いなぁと思う感じの内容なのですが、それが逆に子供のルーティンになってきて、お昼は「はみがき」の歌を聞かないととかいって歯磨きを促したり、ダンスをしないとと言って、運動を促したりできます。広告なしでYouTubeでの公開なので、非常に操作性も高く、4歳になる下の子がCOVID-19の家庭教育になってから一番利用させてもらっている教育番組です。一方向なビデオ(先生とやりとりをするという感じのものではない)なので、3-4時間分を子供一人で見続けるのは難しいです。時折、家で一緒に歌を歌ったり、ダンスを踊ったりしないと子供の集中度がもちません。 自分は利用していませんが、他にも、親子で作れるアートの動画や、しまじろうアニメが1ヶ月分無料で見られるようにもなっています。 きょうの時間割 (https://sho.benesse.co.jp/cp/sho_online/) 上記の「しまじろう」シリーズや、進研ゼミを出版しているベネッセが小学生を対象に無料でオンライン授業を公開しています。授業は、日本時間の8:45am-11:45amですが、録画したものが一週間分YouTube上でも公開されています。内容的には、対象年齢を小学生全般にしているので、小学生低学年の自分の子供には難しすぎるなとか思うものも多いですが、もう少し年齢の高い子供には良いのかなあと思います。上記の「オンライン幼稚園」同様に、なんとなく、子供の興味を引きつけるコツようなものがよく見られるオンライン授業だと感じます。あと、ベネッセの各学年の復讐ドリルがPDFでダウンロードできるようになっています。 おうちで学ぼう NHK for School (https://www.nhk.or.jp/school/ouchi/) 以前、https://japanese-schools-newyork.com/?p=1582でも紹介しましたが、NHK for Schoolでは、海外では見ることが難しいNHKの教育番組がオンラインで見られるようになっています。COVID-19で、日本でも家庭での学習が増えてきたので、NHKがNHK for Schoolのビデオを使った学年ごとのプレイリストを公開しています。各ビデオが10-15分程度なので、頻繁にクリックしたりしないといけないので、上記の「オンライン幼稚園」や「きょうの時間割」のように、一時間くらいビデオをつけ続けるということはできないのですが、プレイリストを一通り見ると、NHK for Schoolに自分の子供の年齢に合った教材があるのかがわかるようになっています。どちらかというと、保護者向けというよりも、学校の先生向けで、これを利用してオンライン授業のクオリティーをあげてくださいという趣旨のウェブサイトです。 Yahoo! Japanきっず ...
  • ニューヨーク公立学校のオンライン化の変遷 (COVID-19)

    ニューヨーク公立学校のオンライン化の変遷 (COVID-19)
    久しぶりにブログをアップデートします。ニューヨークでは、2020年 3月1日 (日)に最初のCOVID-19の感染者が見つかってから、毎日のように子供の学習への影響が出るような決定が下されてきました。もうかれこれ1ヶ月以上こういう状況にあるので、これまでの変化について、特に子供への学習に影響があったことについてメモを取っていた物をまとめてみました。 あくまでニューヨークのクイーンズに住んでいる一家族の体験なので、ニューヨーク全体が同様な体験をしたというわけではないですが、他の地域や、ニューヨークの他の家庭の体験と比較するのに役に立てば嬉しいです。 当時、ニューヨーク全体でCOVID-19がどのように広がっていたのかがわかるように、The New York Timesが公開しているCOVID-19の患者数と死亡者数のデータ (https://github.com/nytimes/covid-19-data)も一緒に記載しています。
  • 日本一時帰国: 日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 2

    日本一時帰国: 日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 2
    前回に引き続き、2020年の夏に計画している日本一時帰国の際の日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学の申し込み進捗状況について書いてみたいと思います。今日は、日本の幼稚園への申し込み手続きについてです。 幼稚園への一時帰国中の体験入学 もともと幼稚園での修学は日本の義務教育にあたらないので、一時帰国者の幼稚園入園は全般的に小学校入園よりも難しい傾向にあるようです。さらに、2015年から施行された「子ども・子育て支援新制度」というものがあり、これまでの保育所、幼稚園という構造が大きく変わりつつある時期なので、それぞれの地域の事情や、個々の園の状況などで受け入れの可否は大きく変わるようです。 とりあえず、自分は市役所の保育幼稚園を管轄する方にメールで連絡したのですが、たまたま担当してくれた方がとても良い方で丁寧に説明してくれたのですが、最初のうちは、話が噛み合わず何度も同じ内容のメールを交換していたような気がします。「子ども・子育て支援新制度」について紹介していただき、これは自分も勉強しておかないと話が進まないと思い、以下のような文献で日本の保育幼児教育事情がどのようなものなのかを勉強しました。 Ohtake, Hironobu (2017). 図解入門業界研究 最新 保育サービス業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 (3rd). Tokyo, Japan: 秀和システム. 詳しくは上記の文献を見てもらった方が良いと思うのですが、「子ども・子育て支援新制度」で大きく変わったところは以下のような点です。 これまでの保育所 (0-5歳)、幼稚園(3-5歳)という組み分けから、幼保連携型、幼稚園型、保育所型のいずれかの「認定こども園」に移行が進んでいる。幼稚園では、「〇〇幼稚園」など、名前などは変わらないことが多いが、運営上、これまでの「公設幼稚園」から「認定こども園」として運営されているところが増加している。 都道府県、国が主導してきた保育園(厚生労働省の児童福祉法)、幼稚園(文部科学省の学校教育法)の運営から、市町村がそれぞれの状況にあった保育方策を制定し、事業を実行するという、地域主導型の保育体型になった。 市町村が、個々の家庭の事情を考慮して、それぞれの家庭に1号から3号までの「保育の必要性の認定」を行う。 1号認定: 満3歳以上/保育の必要性なし –> 幼稚園(あるいは、認定こども園の幼稚園用の空き)のみ 2号認定: ...
  • ニューヨーク総領事館による日本語の教科書の配布 (2020年前期; 2020年3月13日締切)

    ニューヨーク総領事館による日本語の教科書の配布 (2020年前期; 2020年3月13日締切)
    ニューヨーク総領事館による日本語の教科書の無償配布のお知らせです。在留届を出した日本国籍を有する小学生以上の子女で、ニューヨーク総領事館の対応州 (ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、デラウエア州、ウエストバージニア州、コネティカット州、プエルトリコ、バージン諸島)に住んでいる方は、以下の手順で教科書の無償郵送(郵送費は含まず)が受けられるそうです。申請締め切りは、2020年3月13日(金)必着とのことです。
  • 日本一時帰国: 日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 1

    日本一時帰国: 日本の幼稚園、小学校への夏の体験入学 2020年申し込み編 1
    2020年の夏に上の子供が日本の小学一年生になるので、このチャンスを逃すと日本の学校への夏の体験入学の機会を逃してしまうかと思い、ちょっと無理をして2020年7月に一時帰国をすることにしました。オリンピックなどで、一時帰国にはあまりよくないタイミングなのでしょうが、完璧なタイミングなどはないだろうと思い、ある程度のことは諦めて航空券を予約してしまいました。1月くらいから、夏の一時入学の手続きを始めたので、これからしばらくは体験入学の手続きに関しての体験談を書いていこうと思います。 今日は、とりあえず、今日までの日本の役所、学校との連絡の際に役に立った情報のリストです。 手続きの際に便利な情報 学校情報サイト: https://www.gaccom.jp ガッコムという、学校の口コミ情報サイトには、日本全国の保育園・幼稚園・小学校・中学校の情報が網羅されています。口コミ情報では、給食の有無や、使っている教科書、学校の時間割などの口コミでしか教えてもらえないような情報が多くあり、学校に連絡する前に、ここのサイトで予め学校の情報を調べておいた方が良いと思います。 時差早見表: https://gongogon.com/jp-us/ 日本との時差早見表はプリントアウトして手元に置いておくととても便利です。ヨッテラミテラさんの時差早見表が無料で、しかも一番わかりやすかったです。 日本の小学校、中学校の夏休み期間: https://cocoiro.me/article/34123 日本の学校の予定は大まかには同じですが、夏休みなどの長期の休みに関しては都道府県で数日間のばらつきがあります。Cocoiroさんのページで2019年の夏休みの開始日と終了日がまとまっていたので、ここである程度の日程を調べて、あとは、直接、希望する学校のホームページなどで調べる必要があります。 オンラインFaxサービス: https://www.hellofax.com 驚いたのですが、日本の学校は場所によってはe-mailを外部との連絡に使っていないというところも少なくないようです。最初の連絡は、電話かFaxでお願いしますと言われたときは、本当にびっくりしましたが、外部からのメールでの問い合わせに受け答えできる体制がないのだろうと思います。もちろんFaxを持っているわけもないので、Faxを送付するにはオンラインFaxサービスを利用する必要があります。いろいろ調べたのですが、日本へのFax送信などが一番しやすかったのは、HelloFaxでした。国際ファックスは有料なのですが、送受信のやりやすさなどは他のサービスよりも使いやすかったです。 日本のIP電話番号: https://secure.skype.com/en/skype-number/ メールで対応していただける学校には必要ないのですが、メールでの対応を受け付けていないところと連絡するには、何らかの方法で、先方から折り返し連絡がもらえるようにしないといけません(アメリカの番号にかけてくださいと言っても、メールを使っていないような学校だと国際電話での返答はおそらく難しいと思います)。Skype numberは、まさにこう言った場合のためにあるようなサービスで、日本の電話番号をアメリカの携帯番号に付け加えることができます。日本の学校の方が、日本のSkype Numberの電話番号にかけると、アメリカの携帯電話に転送されるという仕組みです。費用は毎月$6-$8程度ですが、日本に滞在している際もIP phoneとして利用できるので、利用価値が高いサービスだと感じます。 「子ども・子育て支援新制度」に関する本: https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/event/publicity/naruhodo_book_2804.html or https://amzn.to/2uYraRt もし小学生以下 (0-5歳)の子供がいるようでしたら、2015年に制定された「子ども・子育て支援新制度」について調べる必要があります。1号、2号などの「保育認定」を受けることや、これまでの保育園、幼稚園と異なった「認定こども園」の設立など、ここ数年で日本での未就学児の保育環境はかなり変わっています。また、「子ども・子育て支援新制度」については、後日詳しく紹介しようと思いますが、上記の内閣府作成の「なるほどBook すくすくジャパン」(無料)や、「図解入門業界研究 最新 ...
  • 2020年アメリカ国勢調査 (U.S. Census)の日本語での広報

    2020年アメリカ国勢調査 (U.S. Census)の日本語での広報
    US Census Bureauの方から日本語での2020年アメリカ国勢調査 (U.S. Census)に関する資料を幅広く共有くださいとの依頼があったので、ここに投稿しています。どのようにしてオンラインでCensusに回答するのかなどのビデオもあるそうです。 U.S. Census Video (Japanese): https://youtu.be/VEVOA9w7YVU U.S. Census How to Video (Japanese): https://youtu.be/QGU_7C4kPEE 資料にもありますが、短期滞在などの場合を除き、2020年4月1日時点でアメリカに居住する人は滞在上のステータス ...
  • 幼児のバイリンガル・バイカルチャラル教育セミナー(Queens Jipang)

    幼児のバイリンガル・バイカルチャラル教育セミナー(Queens Jipang)
    Queens Jipangさんが、6歳児以下のお子さんを持つ保護者を対象にしたセミナーを2020年3月6日(金)に行うそうです。詳細は以下の通りです。 ————————– 幼児のバイリンガル・バイカルチャラル教育セミナー(Queens Jipang) ————————– 日時: 2020年3月6日(金) 時間: 午前10時30分より 場所: North Forest Park Library 98-27 Metropolitan Ave, Forest Hills, NY 11375 対象: ...
  • 子供に日本の食パンを食べさせたい (パン焼き器/Home Bakery) 続き 1

    子供に日本の食パンを食べさせたい  (パン焼き器/Home Bakery) 続き 1
    このポストでも紹介したのですが、子供に日本のような食パンを食べさせてあげたいと思い、象印のZojirushi BB-HAC10 Home Bakeryというパン焼き器 (Home Bakery)をかれこれ2-3年前に購入しました。 説明書についてきた食パンのレシピに沿って盲目的にいつも食パンを作っていたのですが、つい最近、パンを作る際にミルクがないという事態に陥り、インターネットで調べたところ、コーヒーなどで使うドライミルクでも牛乳の代用ができると書いてあったので、水とドライミルクでパンを焼くことになりました。 これが、これまでのレシピです。 1/4 cup water 1/2 cup milk 1 egg 1 cup bread flour (King ...
  • アメリカで小さい子供が病気にかかった時に役立つ本

    アメリカで小さい子供が病気にかかった時に役立つ本
    子供がある程度大きくなると、突然熱が出て学校からピックアップしてくださいと言われたり、突然、お腹が痛いとか言われたりして困ることが多くなってきました。いざ、小児科の先生に行って診察してもらってから病名を言われても、アメリカの病名と、日本の病名の分別方がちょっと違っていたりして、いったいそれがどんな病気なのかわからないという経験が多くありました。 で、子供が病気をするたびに、いろいろな図書を購入して勉強したのですが、自分が役に立ったと思う図書を紹介しています。 パパとママのための子ども便利帳 何かと役にたつ「子ども便利帳」ですが、子どもの病気に関する情報についても数ページ書かれています。実際に病気になった際には、症状などの詳細な情報も必要なのでこの本だけでは心許ないのですが、アメリカのphermacyで購入できる子ども向けの常備薬のリストや、子供がかかりやすい病気のリストなどは非常に重宝していて、コピーしたものを冷蔵庫に貼り付けていたりします。 My Child Is Sick!: Expert Advice for Managing Common Illnesses and Injuries 子どもがかかりやすい病気について、症状別に記載されている本です。アメリカでは、病気にかかった時に熱をはかるというのが習慣化されていないのか、子供の熱について非常に様々な意見があるようですが、この本の最初の章では、そういった熱に関する”Myths vs. Facts”について記載があり、それは家族で(特に熱があるようだったら、熱を計る前に、とにかく解熱剤というような感じのアメリカの配偶者がいる場合は)読んでおいた方がよいと感じました。あと、Acetaminophen (Tylenol)、Ibuprofen ...
  • 6歳までのアメリカ現地校、日本人学校、補習校進学スケジュール

    6歳までのアメリカ現地校、日本人学校、補習校進学スケジュール
    アメリカのUPKやpublic schoolなどの現地校の学校暦は9月始まりですが、多くの日本人学校、補習校は日本の学校暦 (4月始まり)を利用しています。ただでさえ、数え歳や満年齢などややこしいことが多いのに、学校暦まで二つあると大変です。まず、数え歳と満年齢の違いは、以下のとおりです。日本の祭事などでは、数え年が使われることがありますが、多くの場合は、「年齢」というと「満年齢」を使っています。 満年齢: 誕生日を基準にした年齢。2015年の4月2日に生まれた子供は、2016年の1月1日では0歳で、2016年の4月2日で1歳になる。 数え年: お正月を基準にした年齢。2015年の4月2日に生まれた子供は、2015年の4月2日で1歳で、2016年の1月1日に、2歳になる。簡単に言うと誕生日でも年齢が増えない。 日本人学校の入学などに関しては、日本の学校の暦に準じた学校暦年齢が主に使われています。ですので、4月1日時点での年齢によって、その年に学校に入学するのかしないかが決まります。ニューヨークでは、4月1日以前に生まれている場合は、アメリカの学校も日本人学校も同じ年に始まることになりますが(4月始まりか、9月始まりの違いだけ)、4月1日以降ですと、学校歴の違いだけでなく、同じ年にアメリカの学校と日本の学校で学年が異なることになります(アメリカの学校では1年生だが、日本人学校だと幼稚園年長など)。 さらにややこしいことに、アメリカでは国ではなく、各州に義務教育の責任があるので、州によって義務教育が始まる年や、年齢の数え方が異なってきます。2019年時点では、ニューヨーク州では、義務教育は6歳(1年生)からの開始ですが、住民の権利として、UPK(4歳)とKindergarten(5歳)の教育を受ける権利があります。NYCの3K, UPK, public schoolでは、入学に関する年齢の数え方は、満年齢ではなく、1月1日を基準とした数え年で入学年齢が決まります(私立の学校などでは、満年齢を使うところもあるようです)。 ですので、NYCの公立保育機関の利用に関しては、1月生まれの子供と、12月生まれの子供の間では、おおよそ1年くらいの差がでることになります。12月など年末に生まれた子供の場合は、非常に早くに公共教育施設に入ることができます。他方、1月など年始が誕生日の子供と年末が誕生日の子供の間には1年近くの年齢差があるので、学校での成績などに関しては年末生まれの方が不利になることが多いです。 詳しくは、以下の生まれたタイミングによる7歳までの学校入学パターン表を参照ください。