タイトル:「親と子をつなぐ継承語教育 日本・外国にルーツを持つ子ども」 作者: 近藤ブラウン妃美 / 坂本光代 / 西川朋美[編] 出版社: くろしお出版 出版年: 2019 料金: 3,400 yen URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4874248071 / http://www.9640.jp/book_view/?807 「親と子をつなぐ継承語教育 日本・外国にルーツを持つ子ども」という本が、ハワイ大学の近藤ブラウン妃美先生らの編集で2019年の9月に発行されています。海外で日本語を補習授業校などで学習している継承語の子供たちと、日本で日本語以外の言語を家庭言語として話している在留外国人の子女の継承語教育について、それぞれの分野の研究者が執筆した編集本です。四部構成で、最初の章は、言語学的な見地からの継承語についての解説、二章目は、心理、教育学的な見地からの解説、三章目が海外の継承日本語教育、最後の章が日本国内の日本語以外の継承語教育となっています。 それぞれの分野で研究実績のある人が、その分野について継承語の保護者など専門知識を持たない人向けに簡単に紹介していて、最後の方で研究の紹介(多くの場合は、執筆者自身の研究)を紹介し、さらに詳しくその分野について知りたい人のために推薦書が最後に書いてある形式です。それぞれのチャプターは10ページ程度とかなりコンパクトにまとまっています。 … More
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コドモ便利帳特別編集 ニューヨーク近郊のサマーキャンプ編 Vol.2
タイトル: コドモ便利帳特別編集 ニューヨーク近郊のサマーキャンプ編 Vol.2 作者: Y’s Publishing 出版社: Y’s Publishing Co., Inc. 出版年: 2009 料金: $15 URL: http://www.us-benricho.com/yshome.html 何度か紹介したコドモ便利帳を出版しているY’s Publishingさんが発行しているサマーキャンプの体験談特集です。 … More
ママのためのコドモ便利帳Vol.5
タイトル: パパ・ママのための子ども便利帳 Vol.5 作者: Y’s Publishing 出版社: Y’s Publishing Co., Inc. 出版年: 2018 料金: $25 URL: http://www.us-benricho.com/kodomo.html ニューヨーク便利帳と同じ出版社からでている、育児、教育に特化した出版物の2018年の改訂版です。生まれる前から5歳くらいまでの必要なプロセスが載っています。2014年発行の以前のものも持っていたので、必要ないかなぁと思っていたのですが、タイトルが静かに「ママのための子ども便利帳」から「パパ・ママのための子ども便利帳」に変更になっていたので購入してしまいました。 ニューヨークで育児をするのであれば、基本的に購入しておかないといけない本の一つだと感じます。子育てに関する医療、教育、文化などについて非常に詳しく、正確な情報が書かれています。編集者の方に脱帽です。 購入方法は、図書とオンラインがあるのですが、どちらも日本のAmazon経由ですので、日本のアマゾンのアカウントがないとデジタル版は購入できません。どちらかというと、通常の書籍の方が購入しやすいようです(紀伊国屋さんなどで、ちょっと割高ですが購入できるようです)。
Fodor’s Around New York City with Kids
タイトル: Fodor’s Around New York City with Kids 作者: Paul Eisenberg 出版社: Fodor’s Travel 出版年: 2013 料金: $15.00 URL: http://amzn.com/0891419721 … More
New York City’s Best Public Pre-K and Elementary Schools: A Parents’ Guide (2016)
タイトル: New York City’s Best Public Pre-K and Elementary Schools: A Parents’ Guide (2016) 作者: Clara Hemphill and Lydie Raschka … More
完全改訂版 バイリンガル教育の方法
タイトル: 完全改訂版 バイリンガル教育の方法 作者: 中島和子 出版社: アルク 出版年: 2016 料金: ¥2,916 URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4757426984 トロント大学で教鞭をとっておられた中島和子先生の名著の2016年の改訂版。中島先生は、トロントというバイリンガル教育の先端を行く都市で、Jim Cumminsなど北米の言語教育に大きな影響を与えた言語教育者と同じ大学で研究されてきており、いわゆる北米におけるバイリンガル教育の理論と実践がまとまった一冊だと思います。 カナダ、アメリカ、日本と、言語政策が非常に異なる社会環境で、どの程度バイリンガル教育に差がでるのかというのは大きな課題ですが、お子さんが日本語と他の言語のバイリンガル環境で育っている方には必須の本だと思います。
新ことばのてびき: 算数 (数学) 理科用語日英対訳集
タイトル: 新ことばのてびき: 算数 (数学) 理科用語日英対訳集 作者: 海外子女教育振興財団 出版社: 海外子女教育振興財団 出版年: 2017 料金: ¥1,143 URL: http://www.joes.or.jp/publish/detail/tebiki 2017年に改訂版が出版された算数 (数学) 理科の単語の日本語、英語の対訳リストです。「鋭角」など単語への対訳 (acute angle)などが網羅されています。だいたい、どの学年(低学年、高学年、中学など)で使われるかも書かれており、すでに日本語か英語で算数、理科の知識がある子女には非常に役にたつものかと思います。自分は、1990年代に出版された古いものしかないのですが、改訂版にはイラストもあるそうです。
ニューヨーク日本人教育事情
タイトル: ニューヨーク日本人教育事情 作者: Y’s Publishing 出版社: 岡本光世 出版年: 1993 料金: ¥842 URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4004302951/ リビュー ずいぶん前に書かれた本ですが、日本人学校と補習授業校、その他の日本語教育プログラムなど、ニューヨークでの日系子女への日本語教育の大きな環境は変わっていないというのがわかります。ちょうどバブル期で、海外に家族を連れて出張したりする人が多くなっていた時期だったんだなぁと感じる描写が多くあり、いわゆる帰国組と永住組との間での子女への日本語教育の期待と目標の違いなどについては多くは書かれていませんでした。もう出版されておらず、中古本を入手するしかないようですが、ニューヨークでの日本語教育に関しては非常に有益な本だと感じます。
ママのためのコドモ便利帳Vol.4
タイトル: ママのためのコドモ便利帳Vol.4 作者: Y’s Publishing 出版社: Y’s Publishing Co., Inc. 出版年: 2014 料金: $22 URL: http://www.us-benricho.com/kodomo.html ニューヨーク便利帳と同じ出版社からでている、育児、教育に特化した出版物です。ニューヨーク便利帳とかぶる所も有りますが、いろいろな点(特に現地校の評価など)で便利帳よりも詳しく解説されています。
ニューヨーク便利帳 Vol.25
タイトル: ニューヨーク便利帳 Vol.25 作者: Y’s Publishing 出版社: Y’s Publishing Co., Inc. 出版年: 2017 料金: $38.00 URL: http://www.us-benricho.com/ny.html おなじみのニューヨーク便利帳の中に、「教育、教室、コミュニティー」というセクションがあり、アメリカの教育制度や、日本語での教育をしている学校の紹介などがあります。連絡先、住所などが丁寧にまとめられているので、持っておいて損はない書籍だと思います。