完全改訂版 バイリンガル教育の方法

タイトル: 完全改訂版 バイリンガル教育の方法 作者: 中島和子 出版社: アルク 出版年: 2016 料金: ¥2,916 URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4757426984 トロント大学で教鞭をとっておられた中島和子先生の名著の2016年の改訂版。中島先生は、トロントというバイリンガル教育の先端を行く都市で、Jim Cumminsなど北米の言語教育に大きな影響を与えた言語教育者と同じ大学で研究されてきており、いわゆる北米におけるバイリンガル教育の理論と実践がまとまった一冊だと思います。 カナダ、アメリカ、日本と、言語政策が非常に異なる社会環境で、どの程度バイリンガル教育に差がでるのかというのは大きな課題ですが、お子さんが日本語と他の言語のバイリンガル環境で育っている方には必須の本だと思います。

新ことばのてびき: 算数 (数学) 理科用語日英対訳集

タイトル: 新ことばのてびき: 算数 (数学) 理科用語日英対訳集 作者: 海外子女教育振興財団 出版社: 海外子女教育振興財団 出版年: 2017 料金: ¥1,143 URL: http://www.joes.or.jp/publish/detail/tebiki 2017年に改訂版が出版された算数 (数学) 理科の単語の日本語、英語の対訳リストです。「鋭角」など単語への対訳 (acute angle)などが網羅されています。だいたい、どの学年(低学年、高学年、中学など)で使われるかも書かれており、すでに日本語か英語で算数、理科の知識がある子女には非常に役にたつものかと思います。自分は、1990年代に出版された古いものしかないのですが、改訂版にはイラストもあるそうです。

継承語話者の言語別の詳細な報告

Potowski, K. (2010). Language diversity in the USA. Cambridge, Mass.: Cambridge University Press. 日本語は含まれていませんが、アメリカで最も話されている継承語12言語に関しての人口統計、その言語でのメディア(新聞やテレビ番組)、その言語の継承語の歴史などが紹介されています。この本で紹介されているのは、ネイティブインディアンの諸言語、スペイン語、中国語、タガログ語、スペイン語、ベトナム語、ドイツ語、韓国語、ロシア語、イタリア語、アラビア語、ポルトガル語、ポーランド語ですが、日本語との差などを比べると日本語の環境(例えば、継承語でのテレビ番組や新聞などの数)が他の言語と比べてもかなり少ない事がよくわかります。

ママのためのコドモ便利帳Vol.4

タイトル: ママのためのコドモ便利帳Vol.4 作者: Y’s Publishing 出版社: Y’s Publishing Co., Inc. 出版年: 2014 料金: $22 URL: http://www.us-benricho.com/kodomo.html ニューヨーク便利帳と同じ出版社からでている、育児、教育に特化した出版物です。ニューヨーク便利帳とかぶる所も有りますが、いろいろな点(特に現地校の評価など)で便利帳よりも詳しく解説されています。

ニューヨーク便利帳 Vol.25

タイトル: ニューヨーク便利帳 Vol.25 作者: Y’s Publishing 出版社: Y’s Publishing Co., Inc. 出版年: 2017 料金: $38.00 URL: http://www.us-benricho.com/ny.html おなじみのニューヨーク便利帳の中に、「教育、教室、コミュニティー」というセクションがあり、アメリカの教育制度や、日本語での教育をしている学校の紹介などがあります。連絡先、住所などが丁寧にまとめられているので、持っておいて損はない書籍だと思います。