American Council on the Teaching of Foreign Languages (2019). Making Languages Our Business: Addressing Foreign Language Demand Among U.S. Employers. … More
Tag: 読んだアーティクル
継承日本語話者の話す日本語の言語学的特徴
Nishikawa, T. (2019). 継承語の言語的特徴. In Kondo-Brown, Kimi, Sakamoto, Mitsuyo, & Nishikawa, Tomomi (Eds.), 親と子をつなぐ継承語教育: 日本・外国にルーツを持つ子供. (pp.126-127). Tokyo, Japan: くろしお出版. 「親と子をつなぐ継承語教育」の2ページのコラム論文ですが、継承語として話される日本語の言語的特徴がうまくまとまっています。最初に、継承語言語学の研究で知られるMontrul … More
継承日本語話者の日本語能力をどう測定するか
Hasegawa, T. (2008). Measuring the Japanese proficiency of heritage language children. In K. Kondo-Brown & J. D. Brown (Eds.), Teaching … More
アメリカの日本語教育(継承語以外の日本語教育も含む)についてのアーティクル
Kondo-Brown, K. (2014). Japanese in the United States. (23). In T. G. Wiley, J. K. Peyton, D. Christian, S. C. … More
新時代海外移住者の日本語継承
カルダー, 淑子. (2019). 新時代海外移住者の日本語継承: 日本語教育推進法案に対する署名運動から. In 喬. 宮島 et al. (Eds.), 開かれた移民社会へ. (pp. 234-241). Tokyo, Japan: 藤原書店. 「日本語教育推進法案」が2019年の国会で通過しましたが、その原案が公開された2018年から、日本語教育の推進の対象に、国内の移民者および在外(海外)の一時滞在者に限らず、海外での「日本にルーツを持って海外に永住する人」にも対象を広げようと活動を続けられているカルダー淑子先生の論文です。 「日本語教育推進法案」に関する運動に関しては、この論文が書かれてから国会通過まで紆余曲折があったのですが、この論文では深く触れられていません。主な内容は、「日本にルーツを持って海外に永住する人」に対する日本語教育の必要性について、北米だけでなく他の地域の特色なども考察して書かれています。また、海外で日本語教育を受けて日本語と現地語のバイリンガルとして活躍できる人材が、現在の日本社会や企業では良い意味でも悪い意味でも特別視されており、日本社会、企業がバイリンガル人材を活用できる場所を提供できているのかという疑問も投げかけらています。
日本語の国語教育(学習指導要領)と継承語教育への子女と保護者の反応
Doerr, N. M. & Lee, K. (2009). Contesting heritage: language, legitimacy, and schooling at a weekend Japanese-language school in the … More
オレンジコースト学園の継承語カリキュラムへの移行過程
Uriu, R. M. & Douglas, M. O. (2017). Crisis, Change, and Institutionalization: Adopting a New Curriculum at a Japanese Weekend … More
プリンストン日本語学校の継承語(永住組)コースの実践報告
Calder, T. M. (2008). 補習校における母語支援: プリンストン日本語学校の実践から. In MHB研究会夏期研究大会 バイリテラル・バイカルチュラルの育成を目指して 実践と課題, xxx, xxx, 2008 (pp. 28-37). ニューヨークにある補習校(日本の文部科学省から支援を受けている土曜日日本語学校)で、帰国を前提とした日本のカリキュラム以外に、継承語(永住組)コースが2007年から開始されたそうで、その取り組みや、課題などに関する論文です。継承語コースは素晴らしいというような論文ではなく、現場で直面する課題や、理想と現実の違いなどが書かれているとても良い報告だと感じました。 ただ単純に補習校の日本語の目標値を下げるのではなく、継承語としての日本語を独自の言語集団として認めようという試みであるのが読み取れます。日本語コミュニティーでは、よく母語話者と非母語話者がはっきりと分別されている文化がありますが(「日本人」は日本で生まれた日本語を話せる集団で、それ以外は完全な「日本人」じゃないというような感じ)、他の言語コミュニティー(特にスペイン語コミュニティー)では、「母語話者」というのは一体何かという問いが非常に頻繁にされていると感じます。 子供が継承語話者であったり、継承日本語の学校やクラス運営する上で、いろいろ参考になる文献だと感じました。
永住組子女が週末学校で獲得できる継承語日本語能力
Nakajima, K. (2016). 海外日系児童生徒とバイリンガル教育. (Ch. 9). In バイリンガル教育の方法: 12歳までに親と教師ができること. (pp. 181-200). Tokyo, Japan: ALC. 日本と英語のバイリンガル教育で有名なトロント大学名誉教授/名古屋外国語大学の中島和子教授が書かれた「バイリンガル教育の方法」に同氏が1980年代にトロントの日本人補習校(土曜日学校)で行った(永住組)日系人子女のデータがあり、とても興味深かったので紹介しています。 データの対象はトロントで日本語学習を土曜日補習校で10年継続した日系人子女を10年間に渡り継続して調べたものです。対象者は、高校生(11年生と12年生)の31名で、調査されたのは、 以下の点です。 日本語の会話力(個人インタビュー)、読解力(小学4年生用標準テスト/トロント大の日本語テスト)、作文力(課題作文「子供時代の思い出」) 家庭での使用言語 子供の日本語補習校への態度 … More
Mixed Heritage Speakersの言語とアイデンティティー
Shin, S. J. (2010). “What About Me? I’m Not Like Chinese But I’m Not Like American”: Heritage-Language Learning and Identity … More
継承日本語話者の「は」(topic marker)と「が」 (subject marker)を使った研究
Laleko, O. & Maria, P. (2016). Between syntax and discourse. Linguistic Approaches to Bilingualism, 6(4), 396-439. 第二言語習得では、Interface Hypothesis (Sorace, 2009)というセオリーが流行っており、第二言語話者は言語学的能力 … More
継承日本語話者の日本語と英語能力と家庭でのサポートの関係
Mori, Y. & Calder, T. M. (2017). The Role of Parental Support and Family Variables in L1 and L2 Vocabulary … More
日本語補習校(週末学校)と日系人アイデンティティーの形成
Chinen, K. & Tucker, G. R. (2005). Heritage Language Development: Understanding the Roles of Ethnic Identity and Saturday School Participation. … More
日本語で書かれたアメリカにおける継承日本語教育の歴史と展望
Douglas, M. O. & Chinen, K. (2015). アメリカの継承日本語教育. In アメリカにおける日本語教育の過去・現在・未来(Japanese Language Education in the U.S.: Past, Present and Future. (pp. … More
継承日本語教育のBibliography
日本語の継承語教育に関するリサーチのリスト (bibliography)です。 Abdi, K. (2011). ‘She Really Only Speaks English’: Positioning, Language Ideology, and Heritage Language Learners. Canadian Modern Language … More
1980年から2010年までのアメリカの継承語話者の増減
Nagano, T. (2015). Demographics of Adult Heritage Language Speakers in the United States: Differences by Region and Language and their … More
継承日本語話者の日本語と英語のボキャブラリーとモティベーションの相関性
Mori, Y. & Calder, T. M. (2015). The Role of Motivation and Learner Variables in L1 and L2 Vocabulary Development … More
移民の世代と継承日本語能力
Kondo-Brown, K. (2005). Differences in language skills: Heritage Language Learner Sub-groups and Foreign Language Learners. The Modern Language Journal, 89, … More
日本語の学習適齢期との差
Mori, Y. & Calder, T. M. (2013). Bilingual Vocabulary Knowledge and Arrival Age Among Japanese Heritage Language Students at Hoshuukoo. … More
不完全な言語習得か言語喪失か
Montrul, S. (2002). Incomplete Acquisition and Attrition of Spanish tense/aspect distinctions in adult bilinguals. Bilingual Language and Cognition, 5(1), 39-68. … More
継承語話者の言語別の詳細な報告
Potowski, K. (2010). Language diversity in the USA. Cambridge, Mass.: Cambridge University Press. 日本語は含まれていませんが、アメリカで最も話されている継承語12言語に関しての人口統計、その言語でのメディア(新聞やテレビ番組)、その言語の継承語の歴史などが紹介されています。この本で紹介されているのは、ネイティブインディアンの諸言語、スペイン語、中国語、タガログ語、スペイン語、ベトナム語、ドイツ語、韓国語、ロシア語、イタリア語、アラビア語、ポルトガル語、ポーランド語ですが、日本語との差などを比べると日本語の環境(例えば、継承語でのテレビ番組や新聞などの数)が他の言語と比べてもかなり少ない事がよくわかります。
アメリカの継承語話者人口統計の推移
Wiley, T. G. Wiley, T. G., Peyton, J. K., Christian, D., Moore, S. C., & Liu, N. (Eds.), (2014). Handbook … More
アメリカにおける大学での継承語教育
Carreira, M. & Kagan, O. (2011). The Results of the National Heritage Language Survey: Implications for Teaching, Curriculum Design, and … More
継承語を保持できる確率
Alba, R., Logan, J., & Stults, B. (2002). Only English by the Third Generation? Loss and Preservation of the Mother … More
アメリカ1世、1.5世、2世、3世間での継承日本語と英語の言語能力
Rumbaut, R. G. (2009). A Language Graveyard? The Evolution of Language Competencies, Preferences and Use Among Young Adult Children of … More
継承語の心理学的定義
Hornberger, N. H. & Wang, S. C. (2008). Who are our heritage language learners? Identity and biliteracy in heritage language … More
継承語の言語学的定義
Valdés, G. (2000). Spanish for Native Speakers, Volume I. AATSP Professional Development Series Handbook for teachers K-16. New York, NY: … More
継承語の歴史的定義
Fishman, J. A. (2001). 300-plus years of heritage language education in the United States. In J. K. Peyton, D. A. … More
継承語の定義の難しさ
Wiley, T. G. (2001). On defining heritage languages and their speakers. In J. K. Peyton, D. A. Ranard, & S. … More