Mixed Heritage Speakersの言語とアイデンティティー

  • Shin, S. J. (2010). “What About Me? I’m Not Like Chinese But I’m Not Like American”: Heritage-Language Learning and Identity of Mixed-Heritage Adults. Journal of Language, Identity & Education, 9, 203-219.

アジア系と非アジア系の両親を持つ継承語話者(日本語ではいわゆる「ハーフ」というやつです)についてのインタビューによる研究です。日本語の継承語話者1人を含む12人の成人継承語話者(ほぼ全員が大学卒業をして、自分の家庭を持っている成人)とインタビューをし、継承語に対する態度などを調査したものです。

全体的な感想としては、両親の継承語に対する対応が、積極的な継承語の教育から完全な継承語の断絶までいろいろあるのにびっくりしました。場所、継承語の言語、両親の教育方針など、いろいろな要素があるのだと思いますが、往々にして継承語を両親からやらされた人は、今は感謝しているけれども、当時は継承語を習うことについて両親との確執があったというコメントが多く、継承語をやらされなかった人は、継承語が話せないことで、両親やその他の家族とのコミュニケーションができず、アイデンティティが失われたというコメントが多かったような気がします。

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