ニューヨーク日系人会 (JAA)が毎年、ニューヨーク近郊の高校を卒業した日系人子女を対象として支給する「JAAカレッジ奨学金」の2026年の締切りは、2026年 5月4日 (月)とのことです。受賞者には、マンハッタンのハーバードクラブ (the Harvard Club)で授賞式も行われるそうです。
対象者は、日系の高校の卒業予定者で、1971年の奨学金設立以来、400名以上の高校3年生が奨学金を受給しました。対象者は、ニューヨークのトライステートエリアに居住し、米国の高等教育機関へ出願している日系人です(JAAは、日系人コミュニティーの援助を目的としているので、国籍や「日系」の定義などは、あまり厳しくはないような雰囲気です)。
もともと、JAAは、1907年に日系の医師としてニューヨークの日系コミュニティーのために貢献した高見豊彦 (Toyohiko Takami)氏が創設した「日本人共済会」がルーツになっている団体です。高見豊彦医師は、それほど裕福でないバックグラウンドから、移民、コーネル大学医学部への進学を経て、日系コミュニティーのリーダーとなった人物で、JAAの設立の際にも、ニューヨークにいるエリート層の日系人だけでなく、日系人コミュニティー全員のために、日系人墓地の敷地の購入や、日本人信用組合の組織化などの社会貢献を目的としていました。今でもその目標は、組織の活動に強く影響を与えています。(それとは対象的に、同時期に高峰譲吉医師によって設立された日本倶楽部 [The Nippon Club]は、日系コミュニティーのエリート層の社交の場として作られました。JAAとThe Nippon Clubはよく混同されますが、設立の経緯や目標はかなり違います。)
JAAの大学進学奨学金は、奨学金の経済的な支援だけでなく、これからのニューヨーク近郊の日系人コミュニティーのリーダー育成の面も強いので、対象となる子女の方はぜひ応募ください。
