日本の小学校への夏の体験入学 2023年 (その3: 体験入学後)

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約2週間の日本の小学校での夏の体験入学を終え、ニューヨークに戻ってきました。今回は、体験を終えた後の感想の備忘録です。

  • 期間は2週間だと短い
    初めての体験入学だったので、ちょっと短めに2週間にしたのですが、やはり期間は2週間だとちょっと短いかと感じました。特に、終業式前は、授業などもまとめなどになったり、短縮授業があったりするので、実質の授業は2週間よりも短かったです。日本のほとんどの自治体では、7月下旬に終業式があり (今年はほぼ全部の場所で7/21/2023)、ニューヨークの公立学校では6月下旬(2023年は、6/27/2023)に学校が終わるので、ニューヨークの学校終了後に行くと3週間くらいは体験入学できることになります。ニューヨークの学校を数日休んで週末をうまく利用すると、一ヶ月くらいの体験入学も可能です。もう一度行く際には、今度は2週間よりも長めにしようかと思います。

  • 子供の日本語への興味は伸びる
    これは、どの体験入学経験者の方もいうことですが、子供の日本語への興味は体験入学後に飛躍的に伸びました。特に4年生の上の子供は、体験入学前には泣きながら漢字の宿題をしているくらい、漢字の学習が嫌いだったのですが、体験入学後に漢字辞典を購入し、自分から漢字の学習をするようになりました。どこかのリサーチで、兄弟間の使用言語(兄弟だけで話す際に英語を話すか日本語を話すか)が継承語話者の継承語保持のpredictorの一つであると読んだので、常々、子供たちだけで会話をしている際にはかなり注意して英語を使っているか日本語を使っているかを見ていたのですが、体験入学後は兄弟間の使用言語が日本語に増えたと感じます。直接、何が面白かったか聞いてみたら、関西弁が話せるようになったこととか、新しいジャンケンの仕方や手遊びなど、自分が予想もしなかったことに興味を持って日本語への学習への興味を高めてくれたのは良かったです。

  • 親は時間を持て余す
    せっかく日本に一時帰国したのに、子供が平日は学校に行っているので、観光などの他の活動はしづらかったです。いろいろやりたいこともあったので、最初は学校が終わってから色々な活動をすることを予定していたのですが、子供もかなり疲れてしまい宿題もあったので、なかなか平日は学校に行く以外は何もできない感じでした。最初の週末には観光をしたのですが、子供たちがかなり疲れてしまい、次の月曜日の朝はだいぶ疲れた感じで日本の学校に登校していきました(上の子はクラスの途中で居眠りしてしまい、先生に叱られてしまったそうです)。最終的には、学校での体験入学をしている際には極力他のイベントは入れないようにしたので、子供達は体験入学に集中できたのですが、親としては一時帰国中に日本でやりたかったことは全部できませんでした。

全体的には、他の体験入学をした保護者の方からも聞いていた通り、日本語能力と日本語への興味は体験入学を通じてかなり伸びると感じました。初めての体験入学だったので、調べることや手続きのやり方などに時間がかかりましたが、定期的(毎年とか一年置きとか)に体験入学をしてみると、もっと効率的になるのかと感じます。

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