継承語日本語子女向けの日本語の本の入手方法

そろそろ7歳になる子供が、時折、読書をするのですが、なにぶん英語の本の方が入手しやすいので、英語のchapter booksなどを頻繁に読むようになってきました。普段は英語のみの公立校で勉強しているせいか、最近、日本語での会話も言いたいことが言えなさそうで大変だなぁと感じることが何度かあったので、これではいかんと感じ、日本語での読書もできる環境を整えようと、いろいろリサーチをしてみました。

  • New York Public Library (https://www.nypl.org) / Queens Public Library (https://www.queenslibrary.org)

    NYPLとQPLは、ニューヨーク市内の公立図書館ネットワークですが、かなり多くの日本語の書籍の蔵書があります。日本語のタイトルが英語で書かれていたりするので、日本語の書籍の検索は少し大変ですが(検索ページの言語の項目で「日本語」を選ぶなど)、検索をして本が見つかると、最寄りの図書館まで郵送してくれたりするので、とても便利です。あと、無料で利用できる点も素晴らしいです。

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  • EhonNavi (https://www.ehonnavi.net)

    日本ではどんな本が流行っているのか、などの情報はEhonNaviにある情報が一番充実しています。年齢別に検索できるデータベースがあり、「編集部おすすめ」、「テーマ別」、「ランキング」などで検索できます。「ランキング」に関しては、毎月398円かかる「プレミアムサービス」に加入する必要がありますが、本屋さんなどで気軽に実際の書籍を見て購入することが難しいので、子供向けの本を定期的に買う人にはとても有益かとおもいます。人気の図書であれば、「試し読みサービス」というやつか、「絵本ムービー」という読み聞かせビデオをがあるので、オンラインで実際にどんな内容かを見たり、実際に子供に見せてあげたりしてから購入することも可能です。あと、上記の図書館の書籍検索などもEhonNaviの情報があるとやりやすいです。自分はプレミアムサービスに入って、書籍を購入するときは参考にしています。

  • 紀伊國屋 (https://usa.kinokuniya.com)

    ニューヨークにある紀伊國屋さんの地下には、子供の書籍コーナーがあり、人気の本は大体を取り扱っています。子供が座れるスペースなどもあるのですが、大体の子供向け書籍は中が見られないようにラッピングされているので、実際に中身を見てから購入するというのはできません。何度か子供を連れて行ったのですが、中身も見ないで、「これがいい」とか言われるので、最近はあまり連れていくこともなくなりました(あと、子供向けスペースに子供がいるというのはあまり見たことがありません)。せっかくなので、もう少し小さい子供が本と触れ合ったりできるような場所になれば良いなぁといつも思います。価格的には、定価の20-40%増しくらいで販売されているようです。

  • 日本語継承後の週末学校などの簡易図書館

    日本語の継承語学校などでは、規模はバラバラですが、日本語の書籍を貸し出ししている図書サービスを行っていることが多いです。週末学校などでは、学校が借用校なことが多いので、そういう場合は図書のサービスは限られてしまいますが、日本人学校、リセケネディー、育英学園など独自のキャンパスを持っているところでは、かなりの量の日本語の蔵書があるようです。

  • ニューヨークのBook Off (https://www.bookoffusa.com/)

    日本の古本屋大手のBook Offがニューヨークに支店があるので、ここなら、日本に帰国する家庭などが販売して行った児童書が多くあるのではと思い、見に行ったのですが、残念ながら児童書は非常に数が少なかったです。あったものも、人気の本はすぐに売れてしまうのか、あまり聞いたことが無いものが多く、ちょっと残念でした。他方、漫画は非常に多い種類のものがかなり安価に($1-2から)販売されているので、小学生2-3年になったら、ここで漫画などを購入するのはよいかなぁと思いました。

  • 日本のアマゾン (https://www.amazon.co.jp)

    日本のアマゾンは、あまり書籍の購入で利用されることが少ないようですが、海外からの注文も受け付けており、しかも書籍であれば、海外郵送もだいたいはしてくれるので、とても便利です。アメリカの書籍のように、オンラインだと割引がされるということはほとんど無いようですが、海外の郵送料がかなり低く設定されているので、オンラインで書籍を購入するのであれば、非常に使いやすいかと思います。アメリカのアマゾン (https://www.amazon.com/)も日本の書籍を販売しているのですが、大体定価の2-3倍の価格設定なので、日本のアマゾンと郵送費の方がかなり安くなると思います。

  • 日本のKindle (https://www.amazon.co.jp)

    日本のキンドルでは、キッズモデルなどもあり、子供向け蔵書が1000冊以上あるとのことでした。キンドル を購入して、日本のAmazon.co.jpのアカウントで登録するだけで、アメリカで購入したキンドルでも日本語の図書を読むことができます。広告で見た感じでは、非常に効率的な感じがしたのですが、肝心の6-7歳向け蔵書が、自費出版の本が非常に多く、EnonNaviにあるような、いわゆる人気の本というのが殆どKindle化されていませんでした。おそらくEhonNaviの方が、デジタル化された図書は(少なくとも小学校低学年までは)蔵書が多そうに思います。キンドルも蔵書で何らかの進展があれば、本格的に使おうと思いますが、今のところはまだ使えそうにないです。

これからは、毎月1-2冊ペースで日本の書籍を借りたり購入したりして、子供に読んであげるようにしようと思います。また、よかった物はリビューしてブログにあげようと思います。

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