アメリカの複数の州で、アジア人を含むアメリカの少数民族の歴史を公立のK-12の学校で教えるようにしようという運動があります。東海岸の中では、Connecticut, New Jersey, Rhode Islandでは、アジア系アメリカ人の歴史をカリキュラムに含まないといけないという法律がすでにできたそうです。
ニューヨークは、それらの州からは少し遅れているのですが、2022年くらいから少しづつアジア系アメリカ人の歴史をカリキュラムに導入する運動が起きています。その運動の一つとして、NYC DOE (Department of Education)が行なっている”Hidden Voices”というプロジェクトがあります。Hidden Voicesでは、これまで学校の歴史では脚光を浴びてこなかった人たち(LGBTQや少数民族の人たち)のアメリカへの歴史の貢献を教材化する取り組みが行われているそうです。
アジア系アメリカ人に関しては、Hidden Voicesプロジェクトで、アジア系アメリカ人の歴史に関するSocial Studiesの教科書を作成したそうです。
Louie, V., Joshi, K., An, L., & Kwok, C. M. (2022). Hidden Voices: Asian Americans and Pacific Islanders in United States History. NYC Department of Education.
AAPIのHidden Voicesは、このページ (https://www.weteachnyc.org/resources/resource/hidden-voices-asian-americans-and-pacific-islanders-in-united-states-history/) でPDFでダウンロードできるようになっています。
日系アメリカ人の中では、以下のような人たちが取り上げられられています。George TakeiとかIsamu Noguchiとかも入っててもいいんじゃないかなぁとは思いましたが、たぶん、ニューヨークのアジア系子女の中では日系人はそれほど多くはないので、バランスを取る必要があったのかもしれません。
- John Manjiro
- Yuri Kochiyama
- Patsy Takemoto Mink