とても残念なニュースですが、コネチカット州とニュージャージー州で日本語による幼児保育をしていた「あすなろ国際学園IAAS・グリニッチ国際学園」ですが、COVID-19の影響のため2020年6月1日をもって閉鎖を決定されたとのことです。
継承語学校は、どこも日々の運営のための資金も限りがある状況で、臨時の資金などを確保しているところは少なく、レントや保険代など、クラスが運営していなくてもかかる資金が多いのでCOVID-19が長引けば長引くほど、あすなろ学園のように閉鎖という結論に至る継承語学校も多くなってくるのではないでしょうか。
一度なくなってしまうと、もう一度作り上げるのには何年もかかってしまう継承日本語の教育ネットワークですので(あすなろ学園に関しては、かなり系統だったしっかりした施設というイメージがあったのですが、この規模に達するまで24年間かかったそうです。)、何らかの形で日系コミュニティーが継承語学校の存続に力を出せるシステムを構築する必要があると感じました。