継承日本語話者の話す日本語の言語学的特徴

Nishikawa, T. (2019). 継承語の言語的特徴. In Kondo-Brown, Kimi, Sakamoto, Mitsuyo, & Nishikawa, Tomomi (Eds.), 親と子をつなぐ継承語教育: 日本・外国にルーツを持つ子供. (pp.126-127). Tokyo, Japan: くろしお出版. 「親と子をつなぐ継承語教育」の2ページのコラム論文ですが、継承語として話される日本語の言語的特徴がうまくまとまっています。最初に、継承語言語学の研究で知られるMontrul…

日本語を継承語として話す中高生が受けられる日本語能力試験

日本語を継承語として話す子女が中高生くらいになると、自分の日本語がどの程度できるのかを証明したいという人も出てきます。漢字検定( http://www.kanken.or.jp/kanken/)や日本語検定(https://www.nihongokentei.jp/)など、日本語を母語とする人を対象とした試験が受けられるといいのですが、おそらく日本語を継承語として話す子女には、漢検や日本語検定は難しすぎるかと思います。また、日本語能力試験を受けたいという人たちのもう一つの理由として、高校での外国語科目の免除 (AAPPLやACTFL OPI/OPIcなど)や、大学への進学の際に有利かもしれない(APやSAT Subject Testなど)という思惑もあるので、日本では認知度が高い試験でも、アメリカでの日本語能力を証明したいという人たちには会っていないことも多いです。 実際に、日本語を継承語として話す子女がどのような日本語能力テストを受けているのか以下にまとめてみました。 Japanese Computerized Adaptive Test (J-CAT) / J-CAT 日本語テスト https://j-cat.jalesa.org J-CAT 日本語テストは、日本語学習者を対象とした日本語能力の判定をインターネット上で、時間・場所の制約なしに実施できるアダプティブテスト(適応型テスト)です。 Scholastic Aptitude…

「親と子をつなぐ継承語教育 日本・外国にルーツを持つ子ども」

タイトル:「親と子をつなぐ継承語教育 日本・外国にルーツを持つ子ども」 作者: 近藤ブラウン妃美 / 坂本光代 / 西川朋美[編] 出版社: くろしお出版 出版年: 2019 料金: 3,400 yen URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4874248071 / http://www.9640.jp/book_view/?807 「親と子をつなぐ継承語教育 日本・外国にルーツを持つ子ども」という本が、ハワイ大学の近藤ブラウン妃美先生らの編集で2019年の9月に発行されています。海外で日本語を補習授業校などで学習している継承語の子供たちと、日本で日本語以外の言語を家庭言語として話している在留外国人の子女の継承語教育について、それぞれの分野の研究者が執筆した編集本です。四部構成で、最初の章は、言語学的な見地からの継承語についての解説、二章目は、心理、教育学的な見地からの解説、三章目が海外の継承日本語教育、最後の章が日本国内の日本語以外の継承語教育となっています。 それぞれの分野で研究実績のある人が、その分野について継承語の保護者など専門知識を持たない人向けに簡単に紹介していて、最後の方で研究の紹介(多くの場合は、執筆者自身の研究)を紹介し、さらに詳しくその分野について知りたい人のために推薦書が最後に書いてある形式です。それぞれのチャプターは10ページ程度とかなりコンパクトにまとまっています。…

北米補習授業校での大規模アンケート調査: 「補習授業校児童生徒の学習状況調査等報告書」

コロナ禍になってしまい、あまり話題になっていませんでしたが、2017年に、海外子女教育振興財団が行っている「在外教育施設の高度グローバル人材育成拠点事業 (AG5)」の一環として、アメリカの補習授業校に通っている子女のアンケート調査が行われ、その結果が、「補習授業校児童生徒の学習状況調査等報告書」として2018年に出版されています。

ニューヨークで日本語を教えている高校および高等教育期間のリスト

日系子女の継承語教育は、ほとんどが小中学校までで、その後も日本語を学習するには、現地教育機関で日本語を教えている所で日本語のクラスを取る必要があります。 ニューヨーク州で、そのような高校レベル以上の日本語教育機関がどの程度あるのか、国際交流基金の日本語教育機関調査データベース (https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/ | https://jpsurvey.net/jfsearch/)を使って調べてみました。ニューヨーク州で日本語を教えている高校および高等教育期間のリストを作成して以下で公開しています。また、地図になっているものも以下のリンクにあります。 Name of Institution (Normalized) Name of Department Educational Level Address Phone Number Website URL e-mail…

NYC近郊の日本食グロッサリーストアのリスト

NYC近郊の日本食グロッサリーストアのリストをGoogle Mapsでまとめてみました。Sunrise Mart, Dainobu, Katagiriなどの昔からあるお店以外にも、何点か新しいお店も開店しているようです。 https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1ezlZmRDwlrW25E5g-5gQ25K-6N3wH-s2&ll=40.75355375295448%2C-73.86878369501586&z=11. Name Address Phone Website Dainobu 129 E 47th St, New York, NY 10017 (646)…

Brooklyn de Kosodate

Brooklyn de Kosodateという子育てコンサルティングサービスがあるそうです。内容的には、子育て家庭環境構築支援、子育て支援・援助、保護者・教師・保育士のワークショップ企画運営などをやっておられるそうで、無料での体験イベントやブログなどでの情報発信もやっておられるようです。

家族キャンプに行く計画 (Urban Park Rangers Family Camping編)

NYC Parksが毎年主催しているUrban Park RangersのFamily Camping (お泊まり家族キャンプ)に参加してきました (https://www.nycgovparks.org/events/family-camping)。Family Campingは、NYC Parks Urban Park Rangers (https://www.nycgovparks.org/programs/rangers)のプログラムの一つで、夏の間、ニューヨーク市内の各地の公園でキャンプを張って、家族でお泊まりキャンプをするという感じのプログラムです。プログラム自体の料金は無料ですが、ある程度のキャンプ用具を購入する必要はあるかと思います。参加した際には、8歳と5歳の子供を連れていったのですが、二人とも非常に楽しんで、またキャンプがしたいと言ってくれました。 主な感想としては以下のような感じです。 非常に簡単にキャンプ体験ができる。テントなどの最低限必要な道具は、Urban Park Rangersが貸し出してくれるので、その他の必要な物だけ (夕食やスナック、寝袋など)を持っていけばいい。トイレも、公園に備え付けのものを開けてくれるので、水やトイレの心配もなし。 とにかく人気が高く、参加するまでに5-6回ほど応募した。応募も登録するウェブサイト (https://www.nycgovparks.org/reg/rangers)…

アメリカでのバイリンガル育児のブログ

ロサンゼルスで、バイリンガル教育を研究されながら自分のお子さんのバイリンガル育児もされている某大学教員の方のブログが公開されています。特に、「COVID-19後のニューノーマルで期待される新言語教育の可能性」という会合を開催されたそうなのですが、その際にあった色々な質問に対する答えを公開しているページは、西海岸のバイリンガル教育だけでなくニューヨークでの継承日本語にも当てはまる疑問について解説がありました。

ブルックリン日本語学園(BJAFA)が対面授業を2021年9月から再開

ブルックリン日系人家族会が運営する「ブルックリン日本語学園」ですが、2020-2021年度はオンラインでの授業を行なっていたそうですが、2021年の9月から(ブルックリン日本語学園は、アメリカの学校と同じく9月が新年度の始まりです)対面での授業を再開されるそうです。 また、再開に合わせて、Pre-Kの入学希望者も若干名受け付けているとのことでした。詳しくは、BJAFAのホームページを参照ください (http://bjafa.org).

ニューヨークの子供遊びスポット: Legoland Resort (NY)

Legoland Resort (NY) (https://www.legoland.com/new-york/)という新しいアミューズメント施設のソフトオープンに行ってきました。ニューヨークから車で1時間程度の距離にある、Legoをテーマにしたホテルとアミューズメントパークの施設です。ソフトオープンということで、ホテルの方が空いていなかったのですが、アミューズメントパークの施設は全て開いていました。全体的な感想としては、レゴが好きな子供には夢のような施設で、とても楽しい思い出ができそうな場所です。ただ、車で1時間程度なのですが、道がハイウェイなどではないのにテーマパークに行く人が多いので、結構大変でした。かなり細い道で両車線で交通量が多い上に、最高速度が70m/hだったので、運転している時に本当にドキドキしたのを覚えています。これは、フルオープンまでになんとか改善して欲しいところです。 距離的にはニューヨークから日帰りでも行ける場所ですが、上記の通り、あまり運転がしやすい場所ではないので、自分で運転するのであれば日帰りは、ちょっと大変だなと思いました。テーマパーク近郊には、比較的安価な宿泊施設もあり、自分はそこで宿泊して、翌日の朝に帰るようにしました。また、ニューヨークからは公共バスでも行けるようなので、そっちだと日帰りでも大変じゃないかもしれません。 施設内には、レゴをテーマにした多くの乗り物や遊技場があります。子供が小さい方は、それぞれの設備で、背の高さや年齢制限があるので、事前にこのウェブサイトでどの設備が利用できるのかを調べていった方がよいです。 自分は週末に行ったのですが、やはり少し混んでいて、乗り物に乗るには15分程度待ちました。待つのはそれほど苦ではないのですが、とても暑い日で、帽子や水を持っていったらよかったなと思いました。繁忙期にいく方は、乗り物に乗るため待つことを前提に、何かの準備をした方が良いです。カフェなどはあるのですが、やはりテーマパーク料金で、水やスナックなどを簡単に購入できる場所などは少なかったです。 乗り物の他にも、レゴを使ったいろいろな遊びができる設備 (Build & Test)や、レゴで作ったニューヨークの街並みを歩ける施設 (Miniland)などがあり、そちらは待ち時間もなく、子供たちも楽しそうでした。 全体的には、レゴ好きな子供にはとても楽しい施設だと思います。レゴのホテルに宿泊すると非常に高くなるので、誕生日など特別な旅行にもできますし、ちょっと大変ですが、日帰りで入場料だけにすると、かなり安価になるので、そのような旅行にもできるかと思います。

文部科学省の「在外教育施設の今後の在り方に関する検討会」報告書

2021年の2月から、文部科学省と外務省が「在外教育施設の今後の在り方に関する検討会」というものを設置し、2030年までの在外(海外)での日系子女の教育の方策を取りまとめしました。 この検討会の目標は、以下の三つとのことです。 「在外教育施設未来戦略2030~海外の子供の教育のあるべき姿に向けて~」 本戦略策定の目的: 2030年の海外の子供の教育のあるべき姿を実現するため、 「在外教育施設グローバル人材育成強化戦略」 (平成28年策定)に基づく取組を発展させる ポスト・コロナ時代の在外教育施設の果たすべき役割や施策の方向性を明確化する 海外の子供の教育について国家戦略としての支援方策を具体化する 日本語を継承語話者として話す子女が通うことの多い、週末の補習校などについても、支援の方法などが記載されています。検討会のレポートや参考資料は、文部科学省のウェブサイトで見られるようになっています。

マンハッタンの新しい補習校 (Alto)

2021年の9月から、マンハッタンのミッドタウンにAltoという新しい日本語補習校ができるそうです。ニューヨークにある「Z会・栄光ラーニングセンター」と「すらら」という日本のいわゆる学習塾が補習校の分野にも進出してきたもので、これまで補習校はどちらかというと草の根的な保護者のネットワークからできてきた歴史を考えると非常に新しい動きだと感じます。 まだウェブサイトでの情報を読んだだけですが、大まかな情報としては、以下のような感じです。 Alto (あると) Address: 370 Lexington Avenue Suite1804, New York, NY 10017 Website: http://alto-edu.com Email: info@alto-edu.com 今の所の対象は、小学校1年から3年の範囲の学習を希望する子女。 通常の補修校と異なり、クラス単位での運営ではなく「自由進度 ×…

あおぞらコミュニティーが対面授業を2021年9月から再開

Brooklynにある「あおぞらコミュニティー」(旧 あおぞら学園)が、2021年9月からは対面での土曜日プログラム/アフタースクールプログラムを再開することになったそうです。プログラムの再開に合わせて、以下の日程でプログラム説明会を開催されるとのことでした。説明会への登録は、https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSefEhe0G7x9tFdUPGSvEtP0vlMQMzm2mUD_hmJOy-Gf6EZ3mg/viewformでできるそうです。 プログラム説明会日程: 2021年 6月3日 (木) 1:00pm-2:00pm 2021年 6月10日 (木) 5:00pm-6:00pm

ニューヨーク日本人歴史博物館のウェブサイト

2020年にニューヨーク日系人会などの代表者により結成されたニューヨーク近郊の日系人の歴史を調査する「ニューヨーク日本歴史評議会」という研究会のウェブサイトができたそうです。1860年代から移民してきた日系人の写真などのデジタル資料などが多くまとめられています。

Children’s Day @ Japan Society (online / Sunday, May 2, 2021)

毎年恒例のJapan Societyでの子供の日のイベントですが、今年はオンラインでの子供向けワークショップとして開催されることになったそうです。 Date: Sunday, May 2, 2021 Time: 1:00pm-3:00pm Place: online URL: https://www.japansociety.org/event/childrens-day-from-home-health-happiness-and-sports Tickets:: $15/$12 per family Join us for…

2021年ブルックリン日本語学園 (BJAFA/BNG) オープンハウス

ブルックリン日本語学園 (BJAFA/BNG)のオープンハウスが以下の要領で2021年5月8日(土)にオンラインで開催されるとのことです。Pre-Kから入らない場合は、欠員が出た時のみの随時応募とのことです。 BJAFA/BNGの状況はよく知らないのですが、通常はNYの補習校は1年生から3年生くらいまでは非常に人気が高くて欠員待ちなことが多いので、もし1年生の時点でいずれかの補習校に在籍したい場合は、幼稚園くらいから入学する必要があるようです。 BJAFA/BNGは、コミュニティーを重視した学校運営をしているので、子供の継承日本語教育に積極的に関わっていきたい保護者にはとても良い学校だと思います。自分も一度授業参観をさせていただいたのですが、カリキュラムもフレキシブルで、日本語の教科書を使うのですが、日本の学校で教えられるような使い方ではなく、テーマベースな授業運営をされていました。 ———————————- ブルックリン日本語学園新年度オープンハウス ———————————- ブルックリン日本語学園 オープンハウス 2021年5月8日(土) 午前10:30~11:30 オンラインアプリ「Zoom」を使用予定。 http://bjafa.org/nihongogakuen/home/school-enrollment/ ———————————-

Japan Day 2021 (May 1-9, 2021 @ online)

毎年、Central Parkで行われているJapan Dayは、今年はオンラインで行われるそうです。地元の日系グロッサリーストアなども参加した企画もあり、いろいろ工夫されているようでした。 Japan Day Tote Bag: Shot at a local Japanese grocery stores and receive free Japan Day Tote…

ニューヨーク日本人学校の移転

2021年 4月24日 (土)の週刊NY生活誌によると、コネチカットにある日本人学校が、グリニッジからリバーサイドに移動することが決まったそうです。 この記事にもありますが、ニューヨーク日本人学校は、元々はニューヨーク市のクイーンズにあったのですが、1990年代のバブル期の日本企業駐在員の増加、また、日本企業駐在員の家庭がニューヨーク市内からホワイトプレーンズなどの郊外に移動するのに伴い、コネチカット州のグリニッチに移動しました。今回は規模の縮小に伴い、リバーサイドにある校舎に移動するとのことでした。

ニューヨーク日系人会のオンライン桜祭り (2021年 4月17日 (土))

ニューヨーク日系人会(JAANY)が毎年行なっているFlushing Meadowsで行なっている桜祭りが、今年はオンラインで行われるそうです。あまりウェブサイトなどに詳細が書いていないのですが、Facebookのアナウンスメントによると、2021年 4月17日 (土)11時からYouTube上で映像公開をされるとのことでした。 Date: Saturday, April 17, 2021 Time: 11:00am – 12:00pm Place: Online URL: https://www.facebook.com/events/461214721828882/ / https://www.youtube.com/watch?v=Y1nCFGJ3c9o

毎日新聞の記者のCOVID-19下での日本帰国体験記事 (2021年3月)

2021年4月初旬にスイスから日本へ、2歳の子供を含む家族全員で帰国した毎日新聞の記者の方が、とても詳しい帰国後の体験記事を書かれていました。日本の入国制限は頻繁に変更されていて、2021年3月初旬のこの記事の体験が現状で一般的なのかはわかりませんが、とても詳しく書かれた記事で、しかも英語訳が書かれているので、もし家族内で日本語を読まない人には役出す情報かもしれません。 「水際対策、日本は甘い? 帰国した記者が見た「強制隔離」」 毎日新聞 2021年 4月8日 (木) ‘Forced quarantine’ at Japan’s border: A returnee’s experience coming home (Pt. 1 – Pt.…

継承語話者向け教科書「おひさま」著者によるオンライン漢字セミナー

2018年に刊行された継承語話者向けの「おひさま」の著者の方々による、漢字の教え方に関するオンラインセミナーが行われているそうです。 漢字の教え方講座 2021年 5月15日 (土) 2021年 5月22日 (土) 2021年 5月29日 (土) 日本時間午後8時から 内容: 海外で子供に日本語を教える/教えたい皆さまに、漢字の教え方講座のお知らせです。 漢字は大切!とわかっていても、海外在住の子供にとってその習得は容易ではありませんよね。 昨年夏、大好評をいただいた漢字の教え方セミナーがさらにパワーアップいたしました。本セミナーを受講いただくと、ぐっと漢字に詳しくなることができ、効果的で楽しい漢字の教え方が身につきます。「漢字ってこんなにおもしろいんだ!」「こんな教え方があるんだ!」と目からポロポロ鱗が落ちるはずです。単なる暗記ではなく日本語学習の「その先」につなげるための漢字の勉強法について学んでみませんか。ご予定が合わない方は、録画動画で、また単体受講も可能です。告知チラシ裏面おひさまプロジェクトに関する詳細は、コメント欄に添付しております。(シェア記事でご覧いただいている方は、当おひさまFB公式サイトの元記事コメント欄をご覧くださいませ。)尚、私共の著書、海外に住む子供達の為の日本語教科書「おひさま」は、海外子女教育振興財団の推薦図書にも指定されております。こちらは、現在世界中の日本人学校・補習校・日本語教室で教材としてご使用いただいております。お申し込み・お問い合わせ先:ohisamsa.project.nl@gmail.com

NYC Parks Urban Park Rangersが再開 (2021年)

COIVD-19で長く中止されていたNYC Parks Urban Park Rangersが再開されたようです。 ニューヨーク市内にある公園施設で、自然や屋外でのアート活動などのプログラムを無料で行なっています。多くのプログラムが、家族向けのプログラムで、小さいお子さんがいて、ニューヨーク市内で自然に触れ合いたいというかたにはおすすめです。 プログラムの中での目玉は、ニューヨーク市内の公園でキャンプを張って一日宿泊キャンプができる”Family Camping with the Urban Park Rangers”というプログラムがあります。キャンプ用品などは全て貸し出してもらえて、電車でいけるニューヨーク市内の公園(例えば、Van Cortlandt Parkなど)で、家族キャンプが楽しめます。Family Camping with the Urban Park…

草間彌生の展覧会 “KUSAMA: Cosmic Nature” @ NY Botanic Garden (4/10/2021 – 10/31/2021)

New York Botanic Gardenで、草間彌生の展覧会 “KUSAMA: Cosmic Nature”が2021年 4月10日 (土)から2021年10月31日 (日)まで開催されているそうです。かなり広大な場所に展示されているアート作品のようですので、小さいお子さんとでも楽しめそうです。COVID-19のため、入場制限があり、事前に時間制限のあるチケットを購入する必要があるとのことでした。 Date: Saturday, April 10 – Sunday, October 31, 2021 Time:…

Japan Performing Arts Dance, Music & Kimono @ Governors Island (5/22 – 5/31/2021)

毎年、Governors Islandで日本の夏祭りを行なっている Japan Performing Arts (https://japanperformingarts.org)が、2021年のMemorial Dayの週にin-personでのダンス、音楽、着物イベントを行うそうです。 一昨年の夏祭りとはおそらく違った形式になるんだと思いますが、2019年の夏祭りの様子はここにあります。 Date: Saturday, May 22, 2021 – Monday, May 31, 2021 (see the…

Okage Sama De @ Japanese Cultural Center of Hawai’i (JCCH)

ハワイは、アメリカの中で日系人コミュニティーが最も早くにできた地域で、日系人の数も、他のアメリカの地域と比べて非常に多い州です。そのハワイに、the Japanese Cultural Center of Hawai‘i (https://www.jcch.com)という日本文化センターがあるのですが、そこで、”Okage Sama De: I am what I am because of you”というプロジェクトがあり、そこには、150年前にアメリカに来た最初の日系人が大切にしたとされる日本の価値観が12個の言葉として残されているとのことでした。 その12個の言葉は、以下のようなものです。150年前に日本から移民してきた人たちが、アメリカの文化の中で根付いていく際に、子供たちに継承してほしいと思う日本の価値観が非常によく現れれていると思います。 孝行 “kokō”…

第13回サクラヘルスフェア (2021年 4月8日 (木) – 5月2日 (日))

ニューヨーク日系人会 (JAA/http://jaany.org)と邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET/https://jamsnet.org)が、毎年の春に共催しているサクラヘルスフェアの案内です。 今年は多くのワークショップをオンラインで行うそうです。例年通り、小さい子供をもつ家庭の人に有益だと思われるようなワークショップが多くあります。詳細は、邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET)のウェブサイトからスケジュールをダウンロード (https://jamsnet.org/wp-content/uploads/SakuraHelth-final-flyer-1.pdf)ください。 子供を持つ家庭向けのイベントとしては、以下のようなものがあるようです。 2021年 4月8日 (木): バイリンガル教育〜虚構と事実 Q&A〜 2021年 4月16日 (金): 親と子のリトミッククラス 2021年 4月18日 (日): オンライン (ZOOM) 講座:『妊婦さんとパパの懇親会』…

ニューヨークの子供遊びスポット: Governors Island (2021年)

このポストでも書いたのですが、Governors Islandが2021年の5月1日から再開するとのことです。 2020年の夏にも何度か遊びに行ったのですが、広大な場所で子供たちが走り回れる、とても素晴らしい遊びスポットです。COVID-19対策で、フェリーなどに時間制限をしているので、混みあったりすることもありません。 毎年、Governors Islandで夏祭りを開催している Japan Performing Arts(https://japanperformingarts.org)が、2021年には夏祭りか、それに似たイベントも企画されているようです。 Governors Islandの情報は、以下のホームページを参照ください。

「国際結婚を考える会」 (JAIF & AMF)

「国際結婚ハンドブック」など日本人が国際結婚をする際に非常に重宝する情報を作成している「国際結婚を考える会」ですが、最近は、日本の国籍問題についての活動を積極的に行なっているようです。こちらでも紹介している「国籍はく奪条項違憲訴訟」に関する情報や、専門家による勉強会、署名運動などを行なっていました。 つい最近まで知らなかったのですが、「国際結婚を考える会」という会は、2020年に以下の二つの別々の会に分かれているとのことです。 国際結婚を考える会 (Japan Association of Intercultural Families​ / JAIF) 旧国際結婚を考える会 (Association for Multi-Cultural Families / AMF) 分離の詳細はよくわからないのですが、どちらの団体も、国際結婚に関する重要な情報(国籍法、国際結婚に関する法律、国際結婚子女の教育、言語の問題など)について活動されているようです。 基本的にはどちらの会も、有料の会員になる必要があるので、一般に公開されている情報や勉強会はあまり多くはないようですが、それぞれの団体のウェブサイトに行くと、ある程度の基本情報については無料でウェブ上で公開されていました。

Long Island City YMCAでの幼児サマーデイキャンプ (2021年)

2019年頃から始まったLong Island City YMCAでの日本語でのサマーキャンプですが、今年は、3-4歳向けの幼児キャンプとして開催されるそうです。うちの子供が、2019年と2020年のキャンプに参加したのですが、いろいろな日本の文化行事などを取り入れたアクティビティーや、YMCA内のプールなどでの活動など、かなりクオリティーも高かったです(今年はCOVID-19の為、プールが取り入れらえるのかどうかは不明です)。YMCAということもあり、料金も比較的安価に抑えられていて、とてもありがたいです。 4月17日 (土)にオンラインでの説明会があるということで、その際に登録すると、early bird discountもあるそうです。 詳しくは、以下のウェブサイトを参照ください。 2021年3月時点での、プログラムの詳細は以下の通りです。 ———————————- LIC YMCA Japanese Immersion Summer Camp 2021 ———————————- Looking…

リセケネディ日本人学校での高等部開講 (2021年)

リセケネディ日本人学校に、2021年から高等部が開催されるそうです。詳細は、以下の通りです。 2021年度リセ・ケネディ日本人学校土曜課程「高等部」 時程:毎週土曜日 8:45-10:15am(間に5分程度の休憩)  2学期 2021年9月11日 – 12月18日(11/27は休校)可能なら3学期(1/8-3/12)も継続してほしい。 授業形態:オンライン(zoom) クラス規模:15名程度(最少開講人数は5名) Lyceum Kennedy Japanese School 225 East 43rd Street, New York, NY…

2021年のニューヨーク地域の日本語サマーキャンプの状況

昨年のこの記事に引き続き、2021年のニューヨーク地域の日本語サマーキャンプの状況についてのまとめを、ここで紹介しようと思います。昨年に、2020年のサマーキャンプの件についての記事を書いているときは、よもや2021年のサマーキャンプもCOVID-19の影響を受けるとは思っていませんでした。 ただ、2021年3月の状況ですと、だいぶCOVID-19も収束してきているようなので、屋内での活動にはある程度の支障があるものの(おそらくスイミングなどは難しいかと思われます)、屋外の活動や、大きな場所での活動などは、夏頃にはかなり自由になっているのではないかと思います。 今のところ、どのキャンプ主催者も、ある程度の規制の下(数を減らしたり、活動内容を制約したりして)、2021年のサマーキャンプは対面による保育を予定するところが多いようです。 ニューヨーク地域の2021年夏の継承日本語話者向けのサマーキャンプの状況 ニューヨーク育英学園 毎年、自分の子供がお世話になっているニューヨーク育英学園のサマーキャンプですが、NJキャンパスでは、対面によるキャンプの開催が決定したとのことで、動画によるサマーキャンプの説明が以下のページで見られます。 New Jersey Address: 8 West Bayview Avenue, Englewood Cliffs, NJ, 07632 Phone: (201) 947-4832…

日本語のテレビ (NHK World)

日本語のテレビという内容からは、すこし離れてしまうのですが、最近、NHKのオンラインへの進出がすごいです。以前、このブログポストで、NHK for Schoolというところで、これまで海外では見られなかった子供向けのNHKプログラムが見られるようになったと紹介しましたが、今日は、海外向けのNHK Worldが行っている NHK World on Demandの紹介です。

週刊NY生活 School Life 特集 2021-2022

週刊NY生活誌が毎年やっている「School Life特集」が今週号の紙面に載っています。 https://nyseikatsu.com/editions/809/809.pdf やはり新聞などのように活字になって学校紹介をする場所で、コロナへの対応のことは書きづらいのか、どこもコロナ禍の2020年-2021年にどのように授業を行ったかや、2021-2022年度は、どのように対面授業とオンライン授業が実施されるのかなどを書いているところは、あまりありませんでした。 おそらく2021年に日本語の継承語学校を選ぶ家庭にとっては、授業がどの程度オンラインあるいは対面で行われるのか、2021年のコロナ禍以降の対面授業への以降はどうするのか、などが一番知りたい情報だと思うのですが、これは多分ここに調べていく必要がありそうなので、今年の継承語学校探しはさらに大変になりそうです。

I still Believe in Our Cityプロジェクト

I still Believe in Our Cityプロジェクトというプロジェクトで使われているポスターが日本語に翻訳されたそうです。 The NYC Commission on Human Rightsが、コロナ禍でのアジア系住民への差別の増加に対して始めた”I still Believe in Our City”プロジェクトですが、旧正月の時期に、2021年もアジア系の市民を狙った暴力行為や、アジア系商店を標的にした略奪行為などが行われたこともあり、再度、注目を集めています。 アジア系住民は、困難な状況でもできるだけその困難を表に出さないようにしようと努めたりすることが多いので、アジア系住民はコロナ禍でも大した困難に直面していないと思われたり、差別行為と思われる行為があっても、アジア系の住民には、被害に遭ったのは自分の落ち度だという「恥」の文化があり、差別行為として警察や公立機関に通報することも少ないそうです。”I still Believe…

Tokyo-Frost Valley YMCAの継承語保護者向けのワークショップ (2021年3月-5月)

毎年日本語によるサマーキャンプを行なっているTokyo-Frost Valley YMCAが、3月から5月にかけて継承日本語の保護者を対象にしたワークショップを行うそうです。 ——————————– 保護者向けオンライン連続セミナー 2021年3月18日(木曜日) 第一回:「中高生への学習支援と心のケア」  2021年4月17日(土曜日) 第二回:「日々の生活におけるストレスや不安との付き合い方、マインドフルネスの紹介」  2021年5月11日(火曜日) 第三回:「日米の大学進学事情」  2019年末に発見された新型コロナウィルスにより、私たちの生活様式は大きく変化しました。情報が氾濫する中、特に渡米して長くない場合には、慣れない異国で何が正しいか判断しなくてはならないのは大きな重荷かと思います。この不透明、不安定な時期において、まずは保護者の皆様ご自身の不安が解消され、セルフケアに重きが置かれることが重要です。この3回のセミナーは、学習支援や心のケア、マインドフルネス、大学進学などをテーマに、メンタルヘルスや教育などの分野の専門家を招き、保護者の皆様の心身の健康をサポートしていくことを目的としています。ぜひお誘いあわせの上、ご参加下さい。 <参加費用> $10/各セミナー (詳細は上記のリンクより) ご不明な点がございましたらご連絡さい。 Tokyo-Frost Valley YMCA Partnership 777…