育英学園サタデーマンハッタン校の説明会

育英学園サタデーマンハッタン校 (https://japaneseschool.org/program/manhattan/saturdayschool/)の説明会に行ってきました。

大体、内容的にはウェブサイトにある内容をそのまま話されているという感じがありましたが、説明会での質疑応答などの内容などは以下の通りです。

  • マンハッタンダウンタウンで借用校を利用しているので、学期ごとにキャンパスの場所が変わる。すべてのキャンパスは、Union Squareから徒歩で行ける範囲。
  • 日本語補習校と同様に、日本の学習指導要領に沿ってクラスを運営している。カリキュラムも日本の学校と同様なものを行なっており、学力テスト(全国学力テスト)も日本で行われているものと同様なものを2年生から導入している。
  • 土曜日だけで一週間分の内容をカバーするので、家庭の協力が重要。他方、保護者が学校運営に参加するような感じ(PTA活動など)はなく、保護者は、あくまで日本語の復習や宿題を家庭で行って協力するという雰囲気。
  • 4年生までは既に定員いっぱいで編入希望の人は、ウェイトリストに入る。ウェイトリストで順番が回ってきた場合も、編入試験があり、内容的には、編入時の直前まで(例えば、4年生2学期編入だと、4年生1学期までの内容)のテストが使われる。家庭学習だけでなく、何らかの日本語学習を行なっていないと(特に漢字など)、編入試験は難しい。5年、6年もほぼ定員(18名?)いっぱいになっている。
  • 餅つき、運動会、入学式、卒業式などの日本の伝統文化行事も行っている。
  • 現在は、中学部の学生も多くおり、キャンパスの場所は変わるが、高等部への進学も可能。

各学年の授業参観もできたのですが、説明会でおっしゃられていた通り、日本の指導要領に沿った内容の授業を行なっていました。他方、指導のレベルでいろいろな工夫はされているようで、指導言語を簡単な言葉で反復したり、板書に振り仮名などをつけているのが印象的でした。

日本人学校補習校など、日本の学習指導要領を利用している継承語学校は、だいたい4年生くらいで子供たちが、学習内容についていけなくなり学生数が減ってしまうのですが、ここでは、どうやって高学年までも定員近くまで子供たちがついていけるのか不思議でした。説明会では、「家庭学習で頑張ってもらっています」という話だったのですが、何か他にも理由があるのかもしれません。生徒を見ただけなので正確な情報かどうかはわかりませんが、高学年の子供たちも、mixed-roots (いわゆるハーフ)の子供たちも多くおり、帰国組の子女だけが残るという雰囲気でもなさそうで、ちょっと希望が沸いた説明会でした。

一つ残念だったのは、とにかくプログラムの種類が多く、申請に必要な書類の量も種類も多すぎで、全般的に学校の内容がわかりづらかったです。もう少し簡素化できそうなところがたくさんあるなぁと感じました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *