オレンジコースト学園の継承語カリキュラムへの移行過程

  • Uriu, R. M. & Douglas, M. O. (2017). Crisis, Change, and Institutionalization: Adopting a New Curriculum at a Japanese Weekend School. In O. Kagan, M. Carreira, & C. Hitchens-Chik (Eds.), The Routledge Handbook of Heritage Language Education. (pp. 71-84). New York, NY: Routledge.

CAにあるオレンジコースト学園で、2010年から始まった日本の国語教育カリキュラム(「学習指導要領」に沿ったカリキュラム)から、アメリカで日本語を継承語として話す子女のための継承語教育カリキュラムに変更する変遷について書かれたものです。2010年のカリキュラム変遷の開始から3年間にあった様々な過程を、組織心理学的な考察からまとめたものです。

カリキュラム変更決定後の、保護者の反対、半数以上の大幅な学生数の減少、先生の自主退職など多くの危機を乗り越えて、継承語教育カリキュラムを、学校運営者、保護者、先生が協力的に実施できる環境になったことが書かれています。

週末学校などを学習指導要領カリキュラムで行なっている先生や学校運営者で、週末学校での学習指導要領カリキュラムの限界を感じている方には、カリキュラムを変更するのにかかる変遷過程や労力を知るのにとても貴重な情報だと思います。

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